お客様は神様。

スペイン人はそんなこと夢にも思わないでしょう。
聞いたことがなければ、頭にかすめたこともなはず。

お客さんと、サービスを与える側は対等、だと思ってます。

だから。

お客さんも、基本的にお金を払うほうが偉い、と思っている人は少ないです。

レジに長い列ができてても、皆黙って待ってる。

待てなかったら、列を抜けて帰る。

サービスを与える側に過剰な期待をしていない、というか、諦めがある、というか。

クレーマーは少なくて、優しいお客さんが多いと思います。

私が日本語教師の仕事をしていたとき、グループを受け持っていたのですが、なかには途中でやめていく人もいました。
やめていく人たちは、私に

先生のせいじゃないよ、仕事が忙しくなってクラスに来れなくなったから。

とか

クラスはとても楽しくて好きだけど、思ったより難しかった。

とか、皆私に気を使ってくれていました。
お客様が神様なら、どんなふうにやめようと、それによって私がどう思おうと、知ったこっちゃないですよね。

私はお客さんが喜んでくれることが一番大事だと思います。
日本人だからその意識はどこにいても変わらないし、変えるつもりもありません。
スペイン人みたいになろうなんて、思ったこともないので。
でも、お客さんとしてのありかたは、日々学んでいると思います。