
我が家の晩御飯は、パンが主食です。
それにチーズや生ハムなど燻製類、サラダやスープというパターン。
チーズにもいろいろあるし、燻製にもいろいろある。
サラダやスープなんてもっといろいろできる。
スープは基本的に、いろんな野菜や肉をじっくり煮込んでスープを作ります。
コンソメは滅多に使わない。
野菜や肉の種類や組み合わせによって、ほんとにいろんな味のスープになります。
なので、飽きたことがありません。
そしてそんな食事に大事なのが、パン。
パンにもいろんな種類があります。
一番よく登場するのは、バゲットかチュスコという楕円形の大き目のパンをスライスしたもの。
パンがなかったら、ダイエット食になってしまうので、お腹を満たすためにも欠かせません。
パンの調達は夫の仕事です。
毎日食べるものだから、基本的に贅沢はなし。
だけど、
この値段でこのおいしさなら上等
というのを夫は知っていて、2日に1度くらいせっせと買い出しに行っています。
パン屋さんは、スペインで最も働く職業と言われていますが、それでも日曜の午後や祝日は閉まっています。
なので、うっかりするわけにはいきません。
でも、うっかりしてしまったことがあるんですね~。
子供がいなかった頃は、週末は10時半とかに起きて、12時前から出かけて、16時頃に帰ってランチをしたりすることもありました。
そんなある日曜日のこと。
出かけて帰る道端で、15時半くらいだったと思うのですが、夫が
忘れた!今晩のパンがない!もう店も閉まってる時間だ~。
と慌てだしたところで、ちょうど向こうからバゲットパンを抱えてやってくる人物が。
で、夫が思わず
そのパン、どこで買いました?この辺りですか?
と、パン屋がもう閉まってる時間だけどパンを買わないと…ということを話すと、その人が
このパンは、この辺りではなくて、3駅先のパン屋のものです。でも2本あるから、1本あげる。
と言って、バゲットを1本くれました。
お金を払うと言ったのですが、いいと言って受け取りませんでした。
3駅先のパン屋さんは、おいしいと評判のパン屋なので、その人はわざわざそこまでパンを買いに行ったんですね。
そんな労力もかかっているパンを、さっとくれた。
なんていい人がいるんだ!
と喜んで帰って食べましたが、後で考えたら、もしかして
新手の物乞いだと思われたのかもしれません…。
とにかく問題解決!
どう思われたとしても、人の親切に触れられたということで、ありがたかったです。
私的には、パンがなければ、パスタでもご飯でもいいよね、と思っているということは夫には言っていません。
※最近は日曜日もやっている小さなスーパーなどもあるので、パンがなくても慌てる必要はなくなりました。