
前回のブログで私の人となりを大分分かってもらえましたか?
DV男とお客さんの前で、取っ組み合いのけんか(じゃなくて口喧嘩)をするソムリエ。
怖っ。
いえいえ、普段はそんな私じゃないです。
が、あれも私。
スペインでソムリエという経験が新しい私の一面を引き出してくれました…。
(あまり嬉しくない一面を)
では、真面目に語りましょうか。
今日はプリオラット(プリオラート)という産地の紹介です。
ここは、高級赤ワインの産地です。
D.O.だけど、全体の品質がレベルが高いのでD.O.Q.プリオラットと特別に扱われている産地。
バルセロナの南隣のタラゴナ県の内陸部にあります。
プリオラットを代表するワインというと、アルバロ・パラシオスという醸造家のエルミータ。
彼のワイナリーがあるグラタジョプスという村が、プリオラットのなかでも最も高いワインが生産される地区として知られています。
濃厚でフルボディの熟成ワインが高く評価されている産地ですが、昔はやたらアルコール度が高くて渋い田舎っぽいワインで有名でした。
それを変えようと尽力した人物が。
フランス人のレネ・バルビエさんを筆頭にした醸造家たちが、80年代に改革しました。
スペイン人、フランス人には頭上がらないわけです。
荒っぽいワインばかりだったのが洗練された熟成ワインの産地になり、世界的に有名に。
スレート状の岩石の土地なので、ミネラル感が半端ないワインが生まれるのです。
エルミータはアルバロさんのワイナリーでテイスティングさせてもらったことがあります。
先に値段知ってるとだめですね。
そこまでおいしいかな~(おいしいって)と思った記憶があります。
ちなみにネットだと収穫年によって、650ユーロ~1650ユーロとか。
7万円ちょっと~18万円くらい。
ひぇーっ。