
こんにちは。
自分のことを語るのはあまり得意ではないのですが、ブログを書いていくにあたって、オープンマインドでやっていきたいと思います。
私はスペインに来てから、日常ドリンクとしてワインが好きになり、ワインについても書けるライターになりたくてスペインでソムリエの資格を取りました。
でもせっかくなので、ソムリエに。
その後ソムリエの道は絶たれてしまいましたが、ワインの営業をちょこちょこしながら探求を続けています。
さて、最初にソムリエアシスタントの仕事を得たのは、もう10年くらい前です。
ミシュラン1つ星のお店で、皮のソムリエエプロンと、黒のジャケットの制服がかっこよかったです。
しかも当時の上司が、当時ソムリエコンクールにチャレンジしていて、スペイン代表に選ばれ、仕事をしながらもずーっと勉強してた。
アシスタントは私を含め3人いたけれど、私たちにもクイズを出したり、ブドウの品種を当てあったり、数か月の体験でしたが、とても勉強になり、ワインがもっと好きになりました。
反して仕事はとーってもきつくて、1日の最後に冷蔵庫の水のボトルの在庫を確認し、地下の倉庫から売れた本数を持ってきて、冷蔵庫に補充するという仕事が私専用のもの。
ボトルは1リットルのガラス瓶で、ケースには6本入っています。
倉庫が狭いために、水のケースは私の身長より高く積み上げられていて、空箱を足場にして重いケースを下ろして3、4ケース一度に上の階の冷蔵庫まで運ぶ…という力仕事。
1日の終わりなので、疲れているし力もなくって、バランスを崩して危ない目にあったことも。
薄暗い地下の倉庫で、毎晩一人で水のケースと格闘!
上司は危ないから同僚に手伝ってもらえと言っていたのですが、男性の同僚が、
女だからって甘えるな。
男ばっかり力仕事にかりだされるのは、不平等。
と言うような人だったので、頼めるはずもなく、毎日必死でした。
お店の構造とかにもよると思うのですが、ソムリエ仕事って結構力仕事。
アペリティブ用のシャンパンやカバを開けて用意しておくのも私の役割だったのですが、たまに
ポンッ。
とか音をさせては、上司に開け方をこっぴどく叱られ、ワインの箱や氷水、
ワインの搬入時は、1度に6本は持ち運べ
と意地悪な同僚に指図されていたので、(カバとかだと金具が痛い!)
手がボロボロ…。
別に1度に6本運ばなくても、多めに往復する時間はたっぷりあったのに~。
もう一人の女性の同僚とは、よくおすすめのハンドクリームの話してました。
結果、手と腕の神経を痛めてしまうはめに。
でも学んだことはとても貴重でした。
メートレと呼ばれる(料理をテーブルに運ぶ職)人たち、ウェイター、ウェイトレス(彼らは厨房からサロンの小テーブルまで料理を運ぶ)たちは、楽しい人たちだったし、時々ワインがとても好きなインターナショナルなお客さんと盛り上がったりして、いい思い出です。
だから辞めてから何度もそのお店や併設されているお店を取材しました。
裏を知って、それでも紹介できると思ったお店だったからです。
(そう思わなかったお店は、紹介してません)
今日はソムリエデビュー時のお話しでした。
長くなりましたが、読んでくださって、ありがとうございました!