カリスマ醸造家。

ワインの生産国には必ず一人はいると思います。

スペインにもたくさんいます。

少し前の流れだと

ピングスという高級ワインを生み出した、ピーター・シセック氏、プリオラートという産地のアルバロ・パラシオ氏、いろんな地方で様々なワインを造りだすテルモ・ロドリゲス氏、などなど。

もう少し若い世代の醸造家たちも、活躍しています。


写真は、ラウル・ペレス氏


この風貌からして只者じゃない感半端ないと思いませんか?


2014年には、ドイツのDer Feinschmeckerという雑誌で、
2016年には上海で開催されたLe grand Tasting Shanghaiというワインのイベントで、
世界最優秀醸造家に選ばれました。
それ以前にもアメリカのワイン雑誌で度々取り上げられています。


ビエルソというスペイン北西部を拠点にされています。


そんなラウル・ペレス氏に、なんと昨年夏にビエルソを訪れた際に、お会いできたのです。
とてもお忙しくてビエルソにいらっしゃらないことも多いそうなのですが、偶然知り合った方の紹介でした。
ワイナリーは、ご自身のものだけでなく、お友達の醸造家たちのワインが入った樽までもがずらりと並ぶ倉庫のような飾らない施設で、たらふく試飲させてくださいました。

似た土地の同じ年の同じブドウのワインでも、作り手によってかなり違うワインができるということが体験できました。
他の醸造家たちとコラボするあり方が、今っぽいというか、新しいタイプのカリスマ。
こういう醸造家たちのおかげで、スペインワインのレベルも全体的に上がるのだと思います。


ラウル・ペレス氏のワインは、日本でも和泉屋さんで購入できます。