ワインの注ぎ方、意識したことがありますか?
上手に注がないと、ワインの滴が垂れてテーブルまで汚れてしまいます。
私、元高級レストランのソムリエというのに、注ぎ方が上手じゃないのです。
手根管症候群と肘部管症候群というのを患ったからか、利き手にあまり力が入らず、片手で重いボトルを支えきれません。
なので、作法が大切なレストランでは、もう仕事ができないです。
さて、そんな事情を置いておいても、以前もきれいに注ぐのは得意じゃなかったです。
ソムリエのアシスタントに一人として初めて仕事をしたときに、何も考えず、ワインを注いでいたのですが、上司に呼び出され、
テーブルがワインで汚れている!
お客さんの洋服も汚すことになるから気を付けろ。
と注意されたのですが、難しくてできなかったのです。
というのもテーブルと座席の配置に余裕がなく、奥の席に近づけないので、ちょっと無理のある姿勢でサーブしなくてはならなくて。
でも手も届かないし、体も柔軟じゃないし…。
そしてそこから、空き瓶に水を入れて、滴をこぼさずに注ぐ練習をひたすらすることになりました。
そんな私の体験ですが、基本的な上手な注ぎ方とは
1.ラベルを上にする。(手の平で覆うように)
ラベルを下側にして注ぐと滴が垂れた場合、ラベルが汚れます。
ラベルは目につくところなので、汚れないほうが見栄えがいいです。
2.瓶の口をグラスに付けずに、ワインを注ぐ。
まあ、そうですよね、正式には。
3.注ぎ終わりに瓶を上げつつ、手首をひねって半回転。
瓶の口に滴が入り、汚れません。
ここがコツがいるポイントなのですよね…。
でも、もっと簡単なのは
ワイン用の布巾をあてがう!
注ぎ終わったときに、瓶をあげつつ、口をぬぐいます。
白い布だと赤ワインの汚れが目立つので、濃い色物がおすすめ。
で、もっともっと簡単なのは
気にしない!
ワイン用のもしくは小皿でも置いておいて、垂れたら垂れっぱなしで、何事もなかったかのように皿の上に置く!
くれぐれもラベルが汚れないように、ラベル上向きで注いでください。
こんな感じです。