小さな会計事務所で働く鶴峯裕は同い年の妻・
志保と共働き、四歳の長女・莉枝末ともうすぐ二歳になる長男・琉大を保育園に預け、バタバ夕の日々を過ごしている。そんな鶴峯家に、ママ友、パパ友から子育てにまつわる難題と謎が押し寄せる!そして事件はとうとう鶴峯家にもーー。裕は数々の謎を解き、育児の問題も解決して、家族の幸せを守れるのか!?
共働き子育て現役真っ盛りの夫婦が経験する現代の子育て問題の数々と、家庭のちょっとしたミステリーを夫の目線で見つめ、真摯に向き合っていく小説。裕、人間出来すぎてる。
子供の保活、お受験、ママ友、義母との付き合い方、などなど現代の子持ち家庭が抱えているであろうトラブルを細やかに描いていて、実際に共働きで子育てしてる人からするとめちゃくちゃ刺さるんじゃないかと思いました。
隣の芝生が青く見えても、家族の数だけ悩みの形があるんだろうな。そこそこ生活に余裕があるからこそ選択肢の多さに参ってしまったり。
夫婦がそれぞれに「自分の家庭を守ろう」と思って暮らすことの尊さが全面に出ていて、裕と志保の対等な関係が理想的でした。仕事も育児もバランスよく、母親だからこその気遣いと父親だからこその着眼点を生かして問題に向き合っていて、家族みんなで築こうとすること自体が幸せなんだなと改めて感じました。
性格が悪いので、クローバーナイトって響きダサ・・・と思ってしまったのですが、最後まで読むと、家族を必死になって守ろうとすることは外野から見たらダサいかもしれませんがとても難しくてかっこいいことなんだと考えが改まりました。頑張るのがダサいという風潮の方がダサいからね。
