緩和ケア入院4週目 4日目

 

鎮静剤の種類を変えていただいたところ、少しだけ効く。

しかし、静かに眠っているわけではなくずっと朦朧としていて「あぁ、あぁ」と声が漏れる。

痛い?氷?オシッコ?暑い?寒い?と昨日までの要求を聞いてみても「違う」「違う」と言って一瞬も解決しない。

一回、一言だけなら会話のラリーが成立することもある。(「○○が来たよ」「ありがとう」等)


看護師さん、医師ともに、鎮静剤を変えたばかりということもあり、この状態が鎮静剤のせいなのか、体調からくるものなのか判断がつかないとのこと。

ここ数日に比べれば多少落ち着きはしたものの、やはり混乱状態からは脱せず、まどろむことすらない。

ずっと眠れていないので、看護師さんから主治医に相談していただき鎮静剤を再度いれる。

その後は声が漏れることもなくなる。


この時、これまではほぼ片時も離れず家族が付き添っていたが、全員不在にしていた。


徐々に呼吸が弱くなる。脈も弱くなる。

病院から家族へ電話。

私が一番最初に病院に到着。

既に父の呼吸は止まっていた。


「あと1、2週間」なんて本当は残っていなかった。