旧官営富岡製糸場(富岡市)の世界遺産登録に向けて機運を盛り上げようと、富岡産のシルクタンパクを入れた菓子などにオリジナルのシールを張る取り組みが地元の商店を中心に始まった。 (菅原洋)
取り組みを始めたのは、飲食店や菓子店など約十店が加盟する「富岡シルクタンパク研究会」。研究会は二〇〇六年に発足し、東京農業大の長島孝行教授らの協力を得ながら商品開発を進めている。
シルクタンパクは繭から抽出した白っぽく、半透明の液体。味はないが、少量を入れると、食感を引き立てる。健康に良く、品質保持効果もあるという。
シールは金色で直径約三センチの円形。三万枚製作した。シルクの「無垢(むく)で柔らかいイメージ」から、中央にオリジナルキャラクターである天使のイラストを描いた。開発した商品はサブレ、まんじゅうなどの和洋菓子が中心。現在は会員のうち四店が商品にシールを張っている。
会員で、製糸場前にある「カフェ ドローム」は看板商品のシフォンケーキにシルクタンパクを入れている。ふんわり、きめ細かい食感が特長だ。
吉沢あゆみ店長は「普通のシフォンケーキと食べ比べたお客さまから『(シルクタンパクを)入れるとおいしくなる』と好評。減少している地元の養蚕農家のため、お役に立ちたい」と意欲を見せている。














