皆さんこんにちは。秩父のクマです。
沢山の方からコメントやアメンバー申請をいただき、本当にありがとうございます。
前回の記事がアメーバトピックスに掲載され、ブログを沢山の方にご覧いただきました
本当にありがとうございました
掲載当日は、アクセス数もいつもより多く、ビックリしました
更に、不定期で記事を書いているにもかかわらず、「運営の方に目を通してもらっている」ということも余計にビックリしました
【ジャンルごとのアメトピ掲載】
【当日のアクセス数】
【祝 マイホーム計画中1位】
こんなブログでも沢山の方にお読みいただけると思うと、身の引き締まる思いです
少しづつですが家造りのネタを記事にしていきますので、今後とも宜しくお願い致します
話は変わりまして、今回のテーマは、換気と通風のお話です
換気といっても、第一種換気が~とか、第三種換気が~とかのお話をするつもりはありません
本日は、換気というテーマを話すにあたって、もっと基本的なことをお話していきたいと思います
秩父のクマは、家造りの中で気候や風土をかなり意識しています
本日は、そんなお話の一例をご紹介したいと思います
「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比(ころ)わろき住居(すまひ)は、堪へ難き事なり」。
よく知られた吉田兼好の「徒然草」の一節です
簡単に言えば、「日本の住まいは、夏に合わせて造ると快適になるよ~」といった感じの内容です
日本では古来より、気候や風土に合わせた家造りがおこなわれてきた、という証拠でもあります
家の間取りを考え始めたときにぶち当たる、「南玄関」や「水回りは北にまとめる」などは、全て気候や風土的な根拠があってのお話です
ここで突然ですが、質問です
皆さん、ご自宅の窓は開けますか?
「高気密高断熱で第一種換気だから全く開けないよ」という方もいらっしゃるかもしれません。
「花粉症やアレルギーが酷くて開けられないよ」という方や、「防犯上開けられないよ」というお家、「隣家が近いから開けられないよ」というお家もあると思います。
では、質問を変えます
ご自宅の窓は、最近いつ開けましたか?
ちなみに、秩父のクマ家は毎日窓を開け閉めしています
換気方法は第三種換気です
実は、この窓を開けるという環境や習慣があるかないかで、家造りのスタンスが大きく変わるというお話です
秩父のクマは実家が秩父です
実家では、「窓を開けるということが当たり前」という感覚で生活していました
田舎だからという理由もあるとは思いますが、今でも、家の窓は開けるものだと思っています
そんな秩父のクマは、梅雨時でも毎日窓を開けています
外出時や就寝時は閉めますが、帰宅してから寝るまでは開けっぱなしです
防犯上、人の侵入できるサイズの窓は開けていません
格子のある窓や、人の侵入不可能な窓を開けています
開けておくと涼しい風が家の中を通り抜けます
今の時期は、基本的にはエアコンいらずです
ではここで皆さんに質問です
今の時期、風が吹く方角はどちらからでしょうか?
※画像参照→→→YKKap/風の取り込みかた
正解は、南東から北西に向けてです
※関東地方に限ります
何が言いたいかというと、関東地方在住の場合、この時期は建物の東側から風が吹いてくるということです
つまり、建物の東側の窓を開け、西側に風を通してあげると通風が上手くいきます
こういった、風の流れを想定して間取りを考えると、季節の風を家の中に取り込むことができます
間取り図に、季節風の向きと、風の通り道を書き込んでいる人は、秩父のクマと同じくかなりマニアックな人です
因みに、季節の太陽の動きと、南中高度まで把握できていればいうことはありません
専門的な話をしているように思われますが、実際には小学校6年生ぐらいまでに習う内容です
秩父のクマは、マイホームデザイナーで太陽の動きを何度も確認しました
朝、どこから日が差し込み、どこから建物が照らされていくのか
こういった、気候条件や風土を考えるというスタンスが、家造りに大きく影響を与えています
具体的には我が家では、2F東側バルコニーに格子窓を設け、常に開けておくことによって新鮮な風を取り込むことができるようになっています
吹き抜けのリビングに直接入ってくるその風は、2階との高低差によって更に、隅々までいきわたります
コの字型階段の中腹にある、2ヵ所の窓も東側に設置してあります
東側に設置することによって、窓からは眩しいばかりの朝日が差し込みます
もちろん風も通りやすく、快適です
このように、季節の風を意識して取り込むようにすると快適な生活を送ることができます
もちろん、湿度80%越えなどの日は無理して開けることはせず、エアコンで調湿しながら温度コントロールをおこないます
我が家は、リビング空間にはエコカラットが2ヵ所貼ってあり、調湿に一役買ってくれます
【TV裏は一面エコカラット】
【吹き抜け部分のエコカラット】
ご覧のように気候や風土だけでなく、最新の設備を最大限に生かして、快適な空間造りをおこなっています
ただ、根底にあるのは気候や風土に適した家造りであると言えます
最近では、高スペックを謳い文句にした、気候や風土などを全く意識しない家が増えてきました
窓を開けない。
24時間エアコンつけっぱなし。
台風の雨風をしのぐ雨戸(シャッター)もない。
夏場の太陽光を防ぐ軒や庇もない。
太陽の動きを意識しない、真四角な建物形状。
そういった家は人間にとって本当に快適なのでしょうか
秩父のクマは、そういった家には住めません
今回は、秩父のクマ邸の換気と通風に関して基本的な考え方をご紹介しました
人によっては全く異なる考え方もあると思います
だからこそ家造りは面白いのだと思います
「何が正解かではなく、その人にとって何が合っているのか」が、家造りにとっては重要なのかもしれません
といったところで本日はここまで。
長文お読みいただきましてありがとうございました。