家族にとって理想の間取りとは?
今回は吹き抜け編。
その中でも「リビング吹き抜け」のお話。
☆一般的なリビング吹き抜けのイメージ☆
■メリット
・開放感がある
・日中の採光性が上昇する
・家の中の空気が動く
・家族の気配を感じられる
■デメリット
・冷暖房効率の低下
・2階に音や匂いが伝わる
・はめ殺し窓などのメンテナンスが難しい
・光熱費が上がる
・2階の床面積が狭くなる
なるほど。メリットとデメリットは考え方ひとつでどうとでもなるわけね。
確かに音や匂いが2階に伝わるのが嫌な人もいるだろう。しかし自分は、家族の気配を感じながら生活をしたい。子どもの笑い声、泣き声。嫁の作る料理の匂い。テレビの音。これもまた我が家。
春夏の日差しは強烈だが、秋冬の小春日も素敵じゃないか。暑い日も寒い日も太陽は家を照らすのである。
10年以上前に家を吹き抜け構造にした人の話を聞くと、ほぼマイナスイメージしか聞かない。寒いだの暑いだの、そんなことは百も承知である。自分の実家は回廊風の中庭があり、夏暑く冬寒い。日本には四季があり、夏は暑く、冬は寒いのである。それがマイホームで感じられる。こんな素敵なことはない。高気密高断熱とはかけ離れた話だが、それと同じぐらい重要な要素だと思う。
もちろん生活するうえであまり不便は感じたくないので、床暖房は必須。さらに、シーリングファンと断熱材、風の通り道を計算した間取り、蓄熱暖房機もあるとなおベター。
ここである疑問が。
そもそも県民共済住宅で吹き抜けのある家は建てられるのか?
答えはYES。
しかし、調べてみるとこんな記載が。2坪までは標準装備、それ以上は要相談。なるほど、2坪ね。こういった記載を見ると「木造軸組み工法」の県民共済住宅では、吹き抜けに関して得意ではないというのが伺える。
2坪?そんなものは吹き抜けと呼ばない。
これはあくまでも私個人の感覚である。
玄関などの吹き抜けであれば2坪で十分だろう。しかし、リビングに吹き抜けを導入するならば、最低でも5坪。畳10枚分は欲しい。確かに木造建築で吹き抜けというのは、構造的にもあまりよろしくないだろう。大きなリビング吹き抜けは、リビングのどこかに柱か壁を入れないとダメらしい。もしくは、その両方が必要となる。耐震性にも影響はあるだろう。
こんなイメージか。
それでも吹き抜けが欲しい。
設計士さんとの相談次第だが、なるべく広めの吹き抜けが欲しい。
自分のわがままであることは分かっている。それでも何度でも言おう、「吹き抜けがほしい」と。そんなことなら、吹き抜けの得意なHMで建てればと言われそうだが、それは、こちらの記事 「県民共済住宅で家を建てる理由1 ~きっかけ~」 にもあるとおり、大人の事情で県民共済一択なのだ。
ということで本日はここまで。
次回は、「我が家の土地」のお話。
長文お読みいただきありがとうございました。