父、ずっとの空旅行を訪れてくださりありがとうございます。

父の生前、私が読んでいた漫画に「命のろうそく」というものが出てきました。

父が亡くなり、私はその言葉を思い出しました。
亡くなった姿を見て私は旦那に
「お父さんの命のろうそく短すぎるよね。なんでもう消えたの。誰か付け直してよ。」
と、泣きつきました。

付け直してといくら言ってもどうにもならないことは知っています。
でも、それでも言ってしまう。
生きてる父と話したいから。亡くなったと認めたくないから。

今考えると、父の命のろうそくは短かったのか。
それとも、長かったけれど燃える速さが速かったのか。
どちらかは分からないけれど、一生懸命燃えたんだなと思います。

命のろうそくせいいっぱい燃えてくれてありがとう。

父へ

今、お父さんはどこら辺の空を旅行していますか?

それともお母さんや私の周りをふわふわしていますか?

 

あまりにも突然の死。きっと父自身もビックリしたよね。

零体になって気づいたら自分の体が下にある。

「えっ?俺の体が下にある。どして?」とか思ってそうです。

 

母や私のことが大好きで、でも伝え方が不器用で。

私が父の不器用な愛の伝え方に気づけたのは、実家を出たここ1・2年の話です。

 

そして家族のことをいつも考えている心配性な父。

私たちを置いて逝くのは心残りがいっぱいあったんじゃない?

まだ還暦も迎えてない。早すぎるよお父さん。

 

最近私は、既読のつかないLINEを送っています。

どれだけ送っても、どれだけ待っても返信がない。おかしいな。

お父さん、私生きてた頃よりLINE送ってるよ。

 

頭の整理はついていないし、父が亡くなったこともまだ信じていない自分もいます。

ただ、1番思っていることは

お父さんの娘でよかったよ。

私のお父さんでいてくれてありがとう。

娘より