山形では映画にまつわるいろんなイベントがあるのが嬉しい。

6月16日も「イベリア」の上映を記念して上映会の前に大鍋で作ったパエリアやらスペイン料理をいただけるイベントがありました。

明るいうちから路地に面した外の椅子でわいわいビールを飲みながら食べるパエリヤは最高♪


だけどパーティーが終わり映画の上映が開始された瞬間・・・・

私はどんな映画かまったくリサーチしないで何年も映画を観ていない友人を連れて行ったことを後悔した。


今まで私が観たスペイン映画もおよそ万人向けとは程遠い内容だったから「ハリウッド的な展開とかを期待しないでね。踊りがメインだから」とは前もって伝えたんだけど・・

ストーリーが全くないとは・・・・・・・・・・・・・。

一曲一曲の踊りは素晴らしいし大変見ごたえのある内容なんだけど「ドキュメンタリー」と認識せずに友人を連れて行ったのは間違い。

友人途中で帰ってしまいました(汗


その後も他の友人に「イベリアどうでした?私ムーランルージュとかミュージカル大好きなんです♪」とか聞かれるたびに趣旨が違うということを説明する羽目に。


映画の感想ですが・・

女性の踊りの美しさに惚れ惚れしました。

「若くて細くて美しい女の子」より「目には皺がよりお腹の肉付きがいい妙齢の女性」のほうが断然かっこよく美しい!スペイン舞踊にはボリューム感が絶対必須。

本来遠くの舞台で観ていれば伝わってこない「目の表情」や「息遣い」「流れる汗」までも伝わってきますから

これがこの映画の醍醐味です。

帰宅した瞬間鏡の前で手を挙げインチキ踊りをしたことは言うまでもありません。


現代バレエなどちょっと理解不能な踊り(ビニールに包まれてもがく)もありましたが

「わからない事が面白い」と最近楽しむようになりました。






試写会で観て来ました。

W杯の時期に合わせたFIFA公認映画と聞いて「絶対つまんないんだろうな」と期待してなかったんですが・・・なかなかどうして楽しめました。

やはりフィクションと分かっていてもスポーツ物は「試合展開」で楽しめますね。

普通にW杯の日本戦みるよりハラハラドキドキ・・そして「やった~~~!!!」の連続ですから(笑


まあ・・映画的にはあれです。

FIFA公認なので・・とりあえず悪人がいません。

FIFA公認なので・・チームメイト皆良い人です。

FIFA公認なので・・有名になったからって群がってくる馬鹿な女達と浮気はしません。

FIFA公認なので・・スター選手もすぐ主人公と親友になり美しい友情が繰り広げられます。

FIFA公認なので・・世話になったエージェントから敏腕エージェントに乗り換えるなんて事はありません。

FIFA公認なので・・意味なくベッカムやジダンが出てきます。


そんなこんなはありますが

主人公が挫折を乗り越えひたむきに努力する姿とその先の栄光は素晴らしいですし

「父と息子」の家族の絆なんかもちゃんと描かれてます。


だからサッカー少年など連れて家族で観に行くには最適な映画だと思います。

じゃあ この後続く「2」「3」を観るか?

私は観ません・・すみません。レンタルもしないです。

テレビでやってたら観ます。


気づけば2ヶ月放置(汗

ざっとこの2ヶ月見た映画の感想を書きます。


夢駆ける馬ドリーマー
怪我をした競走馬と少女&その家族の感動物語。
なんのひねりもないストレートな話なので知らない俳優がやってたらほぼ「NHK教育番組」クラスな内容。
それでも「観てよかった♪」と思えたのはダコタ・ファニングと脇を固めるカート・ラッセルなど俳優の良さ。

ダコタ・ファニングを初めて観たのは「I am SAM」だったと思うけどあの歳でちゃんと演技してることにびっくりしたよ。
本作も「心に秘めた意志」などをちゃんと表情やしぐさで演じてる。
名子役の将来は心配だけどダコタちゃんは確実に「マコーレカルキン」じゃなく「ジョディーフォスター」だよなあ。
そこは心配しなくてもよさそうだけど出来れば美人さんになってほしい。

あとこの映画の良さは馬の美しさと競馬シーンの臨場感。
たぶん競馬ファンには突っ込みどころ満載なんでしょうが
サラブレッドはどこまでも美しく、結果の分かるレース展開もハラハラドキドキ楽しめました。


気が付けば一ヶ月以上更新していない。。。

春は色々忙しく(新入学や新社会人でもないのに何でだろ)4月は全然映画が観れませんでした。

唯一観た映画が「ブロークバック マウンテン」です。

この映画だけは映画館で観逃してはいけない・・・・・・・観る前も思いましたし観たあとの今も強くそう思います。

今のところ2006年の『マイベストムービー』です。


まず俳優がいい。

元々好きなヒースレジャーと最近一押しのジェイクギレンホールの2ショットですからね。

わたし的にはもう観る前からテンション上がりっぱなしでした。

こういった状態だと「まあ・・・二人の共演を見れただけよかった」的な感想しか言えないがっかりなパターンが多いのですが

「ストーリ&映像&音楽そして主役の二人から脇役に至るまで文句なし」です。


ヒースもジェイクも「考えの足らない若僧キャラ」から完全に脱皮したと思います。

ヒース演じるイニスの自分の気持ちを押し殺し生きていくしかない苦渋の顔には胸がつまされましたし、

ジャックのイニスへの狂おしいまでの愛情をジェイクは「あのまなざし」で見事に演じていました。


一番「上手いな~」と思ったのは二人ではなくてイニスの妻を演じたミシェルウィリアムズです。

最初の初々しい可愛い奥さんから傷つき苦しみ、そして怒りまですべて「お見事」。

逆にアン・ハサウェイは・・・・・・顔がコケティッシュすぎるのかな~もうちょっとという感じ。


肝心のストーリーですが・・・

「禁断のゲイのストーリー」として肩肘を張ってみるとちょっと肩透かしを食らわされそう。

『ゲイ=生まれつき男しか愛せない』という認識自体が違い

ゲイが許されないと言う時代背景にもよりますが彼らは普通に女性と結婚し子供まで設けそして良い父親です。

常に心から愛するただ一人の男ことを考えているわけでなく・・・むしろ逆。

生きていくには生活があり仕事があり家庭がありそれらに日々忙殺される。

ただふと・・思うのは「ブロークバックマウンテンでの彼との日々」。

男同士のベッドシーンは予想していた「激しく汚らしいもの」でなく「美しく切ない」。

最後のシャツのシーンは涙が止まりませんでした。


ともすると「ゲイ」ということにだけ目を奪われがちですが

設定が男同士というだけの「究極のラブストーリー」かも・・・というのが素直な感想です。


後ろの席で声をあげて笑っていた外人さんたちを見ながら「これはキリスト教徒の少ない日本でのほうが受け入れやすいんだろうな」などとも思いました(女性限定かな・・日本人男性はまた微妙かも)。







公開前日に歴史講義つきのプレミアム試写会があり行ってきました。

「戦いの最中にたくさんの人を匿い助けたホテルマンの話」とは聞いてましたが

ルワンダという国の場所もわからなければ1994年の大虐殺」の知識もゼロ。


上演前に世界史の先生による30分ほどの歴史講座があったのですがこれが良かった!

アフリカがいかに長い間欧州各国勝手な利益のために虐げられてきたか。

 

恥ずかしながら私は受験が日本史選択だったので(言い訳にはなりませんが)そういったバックボーンを全く知りませんでした。

それどころか第二次世界大戦後は朝鮮戦争ベトナム戦争、そして最近の中東の戦争の他に大きな戦闘や内戦などがあったということすら知りませんでした(すみません)。

今回衝撃だったのはこの物語の舞台「ルワンダ」で

「たった3ヶ月の間に800万に国民のうち100万人が虐殺された」という悲惨な歴史がたかだか10年かそこら前にあったということです。

人類最大で最終の悲劇は「ヒロシマナガサキ」であり、

そこから世界は多くを学び(多少の紛争はあるものの)平和が保たれていると思っていた自分の浅はかさを思い知ったわけです。

 

10年前・・私はニュースも見ていたし新聞だってざっと目を通していました。

なのになんで知らなかったのだろう・・・・・・。

 

映画の中で「世界にこの惨状を放送してください!」と訴える主人公に対して

「ニュースで流したって皆無関心だ・・何もなかったようにディナーを続けるだけだ・・誰も助けに来ない」

とジャーナリストは答えます。

 

10年前・・多分私はこのニュースや虐殺の映像を見たかもしれない。だけどもやっぱり普通に食事をし・・何もしなかったばかりか記憶にすら留めていない。

 

講演をされた先生の「何も出来ない・・でなく・・とにかく知ってください」という言葉が映画とセットで胸に残りました。

この映画を観たからといって私が実際ルワンダに出来ることはないでしょう。

でもこの映画を「知った」ことで私自身が得たものは多いです。

 

映画のレビューから離れてしまいましたがとにかく

「素晴らしい映画です。絶対観てください。」

ドンチードル演じる主人公は宗教心や義侠心に燃えた聖人君子ではありません。

まずは自分の家族を守りたい・・大丈夫だとタカをくくっていたら巻き込まれる・・

遠い未来を見据えるわけでなくその場その場で右往左往です。

目の前に突きつけられた現状をとりあえずどうするか・・どう凌ぐか。

その分とてもリアルです。

「今日生きられるか明日はどうだ」という中において人間はたいそうな理念など持たないと思うからです。

 

ドンチードル

「オーシャンズ11」や「ソードフィッシュ」「トラフィック」など群像劇の中に必ず居るイメージしかなかったのですが今回で注目しました。

黒人俳優もちょっと前だとデンゼルワシントン、モーガンフリーマン、サミュエルLジャクソンばかりでしたがそろそろ世代交代の時期ですかね。

頑張って欲しいです。

 

ホアキンフェニックス

結構好きなんですがお髭のために・・後から言われて気づきました。

 

とにかくこの映画

上映されるとこも少ないみたいですが可能であれば・・是非観にいってください。

 

エンドロールの

「なぜアフリカはアフリカ合衆国になれないか・・」という歌も大変心に響きます。


noraさんのおススメで「シムソンズ」観て来ました。

私は邦画をあまり観ません。

なんとなく・・・「別にテレビドラマと変わらないんじゃないの」というのと

「スクリーンで観るに値するスケールの大きな作品が少ない。だったらビデオでいいじゃん」という感じかしら。


「シムソンズ」

大体こんな内容なんだろうな・・・と思ってた通りのストーリーなんですけどね。

泣いた泣いた(汗

クライマックスは当然ですが・・かなり前半のコーチ代を稼ぐとことか練習風景とか・・そんなとこで何故か泣いてました。

仕事や子育てなど生きていくのに必死に頑張ってる大人というのは常に周りにいるんですけどね。

くだらないこと(あえて必要でない)に夢中になってる若者の姿というのはどうしてこうも胸を打つんでしょ。

私が歳を取ってオバサンになった・・・ということを実感しました。

自分が若かったら大して感動する映画じゃないと思うんですよね(失礼!


これが洋画で白人や黒人の女の子たちの映画だったらこうも感情移入して泣けなかったでしょうね。

「邦画もいいな」と思いました。日本人ですからね。


カーリング面白いですね。

この映画をオリンピック前に観たかったな~。

そしたらカーリング日本代表を必死に応援したのに。


オリンピック出場メンバーをモデルにしてるようですが実際はほとんど違うようで・・。

でもそんなことはいいんです。

「勝つことより・・楽しむことや仲間との絆が大事」

オリンピック映像の彼女達の笑顔からも映画と同じメッセージが伝わってきましたから。


主演の加藤ローサちゃん・・くるくる変わる表情がとってもキュート。

他の3人もそれぞれ個性的で可愛かったです。

多少のセリフ棒読みも・・全然許せちゃいます(笑。







試写会に当てていただいたので『シリアナ』観て来ました。

何の予備知識もなく観にいったのを軽く後悔・・・・・・


『トラフィック』のスタッフ・チーム製作だけあって

序盤世界のあちらとこちらで同時期にバラバラに起きてる物事が

終盤に一つの大きな流れにまとまっていく・・・・という作りです。

ですので『トラフィック』同様ストーリーを追い、設定や主要人物を覚えるのに相当頭使います。

途中でトイレなんてとてもじゃないけど無理(笑

中盤まで「ジョージクルーニーはCIAだよね」「ジェフリー・ライトの仕事は何?」とイチイチ頭に叩き込みながら観ていくのが大変でした(汗。

主要人物だけでも5人。

マット・デイモンを知らなかったりする人は一回じゃ理解できないんじゃないでしょうか?


肝心のストーリーですが・・・


『いま世界が一番知りたい関係』『世界で最も恐ろしいタブー、解禁』

とのキャッチフレーズのとおり

石油をめぐりアメリカの石油会社とCIAとアラブの王族とアメリカ司法省とイスラム過激派が全部繋がっているという内容なんだけど・・・・・


『衝撃』かな~?『タブー』かな~?


思いつくだけでも007やジャックライアンシリーズ、『24』や「Xファイル」なんかを散々観てきたものにしてみれば

CIAだMI6だ情報部員だなんちゃらが国家機密のために動く裏には必ず

「国家のためと言うより一部のお偉いさんの利益の為である」

ということは完全に刷り込まれちゃってるんだよね。


だからイラク戦争にしたって「イラクに民主主義を広めて良い国にするため」でなく

「ブッシュ陣営の皆様の石油会社の利益」が目的であることはみ~んな知ってると思ってた。


なのに「全米中が驚愕」って・・・アメリカの人たちってよっぽど・・・・・・(以下自粛)


『衝撃』だ『タブー解禁』だ言うからイチャモンつけちゃいましたが・・・

映画としては良い映画です。

イスラム教の人たちがなぜ民主主義や資本主義がいけないのか論じるところや、職を失ったマズハール・ムニール演じるパキスタンの青年が大した宗教心もなく自爆テロに転じるところは勉強になりました。

主要人物5人はもちろん脇役に至るまで物凄い豪華キャストですが

「こんだけすごい俳優集めたんだよ~」という映画では一切ないので大変見ごたえがあります。

個人的には銀狐オジサマと呼んでるクリスクーパーがやっぱり素敵♪

ネット的にはアレクサンダー・シディグ(ナシール王子)の白い民族衣装姿が人気のようですが(笑


ジョージクルー二ーはこの映画でアカデミー助演男優賞を受賞したそうです。

でもジョージクルーニーが主役でないとしたらこの映画の主役は一体誰なんでしょ?






「力道山」を見てまいりました。

プロレスに全く興味がない私ですので試写会でなければ観にいってなかったと思います。


力道山が亡くなった10年後に生まれた私では

「空手チョップ」と「刺されて死亡」くらいの知識しかなく

映画館で初めて彼が在日朝鮮人であったことを知ったのです。


力道山役の「ソル・ギョング」は以前「シルミド」で味のある素晴らしい俳優さんだな~と思いましたが

本作でも「力道山を演じてる」でなく「力道山そのもの」でした。

シルミドでは中肉中背(むしろ細め64キロ)のソルギョングが、95キロにまで体重を増やして完璧に大柄のプロレスラーの姿になっているのに驚きました。

吹き替えも可能であったはずなのにほぼ日本語での演技でした。

多少たどたどしさはあったものの在日朝鮮人であった力道山と重ねればよりリアリティーが増すというものです。

部分的に聞き取れないという指摘が多いようですが

私は日本人でもお相撲さんやプロレスラーの言葉は聞き取れないんでますますリアルだと(笑


しかしながらソルギョングの素晴らしさは体重を増やしたことや日本語での演技、そしてプロレス技を覚えたことだけでなく・・・

それ以上に力道山になりきっての演技そのものです。

力道山の苛立ち・・戸惑い・・愛しさ・・などが痛いほど伝わってきました。


奥さん役の「中谷美紀」は線が細く美しかったですが・・・

目のパッチリした現代的美人の中谷が昭和の美しい日本語を使うことに多少違和感を覚えました。

もうちょっと・・・・昭和の臭いのする俳優さん・・・・昭和の臭いを演じることのできる女優さんの方が良かったと思います。


私にとって一番の収穫は「藤竜也」です。

邦画をあまり観ない私は名前や顔は知ってても演技を観ることはなかったのですが・・・

「ヤサグレ感」がたまりません(笑

ヤクザの親分というと普通なら「太ってて無口」というのがステレオタイプですが

ヤクザの親分でありプロレスの興行主という今回の役柄にはまさにピッタリで

魅力的な役柄を本当に魅力的に演じてらっしゃいました。


さてこの「力道山」という映画・・・・ストーリーとしてはどうか?

意外にも在日朝鮮人としての彼の苦悩に重きが置かれてるわけでもなく

夫婦の愛も「なぜ殺されたのか」も消化不良です。

力道山を素晴らしい「ヒーロー」に描いてる訳でもなければ「仁義に反した裏切り者」とだけ表してるわけでもない・・・・・・もちろん全然違いますが・・・ドキュメンタリーに近いと思いました。


プロレスを知らない私でも試合のシーンは興奮しましたし

船木誠勝、武藤敬司、橋本真也といった有名なプロレスラーとの試合のシーンはプロレスファンにはたまらないそうです。(私は一人も知りませんが・・)






キャサリンゼタジョーンズの大ファンの私はこの映画の公開をとても楽しみにしていたんですが・・・・・

うかうかしてたらなんと山形では昨日で終わり・・・・・・早っ まだ公開一ヶ月も経ってない気がするんですけど。

なんとか昨夜のレイトショーで観てきました。


私はキャサゼタのファンであると同時にバンデラスもかなり好きなので

前作「マスクオブゾロ」も面白かったしこの映画は製作段階からそうとう楽しみにしていました。


観終わって

正直・・・・・・・・・


冒頭のゾロの登場シーンには胸躍りましたし

キャサゼタは歳重ねて一層美しさが増してのドレス姿は妖艶でしたし

愛馬のシーンとか所々クスッと笑えるところもあるんですが・・・


「ストーリー」が浅すぎです。

今回はゾロの人間味を描きたかったというのは判りますが

大した苦悩もなく、妻と喧嘩したり焼もち焼いたり酔っ払ったりしてるだけで

ゾロに「ヒーローっぽさ」ゼロです。


小生意気で目立ちたがり屋の子供と家族3人でバタバタアクションするさまは

「スパイキッズかよ・・・・・」と突っ込んでしまいました。

「父さんまいったよ~」って顔が多いバンデラスが「スパイキッズ」と被ること被ること。


アンソニー・ホプキンスも出てないし・・・・・・深みを期待しちゃいけないのでしょうか?


キャサゼタとバンデラスのファンだから許せたものの・・・・・・・

そうでなかったら許しません。

あっ

だから早くに上映終了なのか・・・・・・・・と納得


「PROMISE ~ 無極 ~」を観て参りました。

最初は 日本「真田広之」 韓国「チャンドンゴン」 中国「セシリアチャン ニコラス・ツェー」各国そろい踏みの『中国時代劇』と聞いて

勝手に「あ~『英雄~ヒーロー~』や『ラバーズ』のチャン・イーモウ監督作品ね・・・・」とげんなりし

観る気がなかったのですが・・・・監督違います。

チャン・イーモウでなくチェン・カイコーでした(汗

私はチェン・カイコーの作品・・・特に「さらば、わが愛/覇王別姫」が大好きなのでこれは観にいかねばなりません。


多分私と同じような勘違いをした方、未だに「あ~ヒーローやラバーズね・・・もう飽きたよ」と思ってる方が絶対いると思うのですが全く違いますので是非観て頂きたい。

一番大きな違いは戦闘シーンです。

チャン・イーモウ作品の色彩とワイヤーアクションで「ひたすら美しくくどい」戦闘シーンと違い

「ありえね~~~~!!!」の連続です。ほとんど「小林サッカー」「マッハ!!!!」の世界です。

最初のほうで、チャンドンゴンが人を背負ったまま腹ばいでイノシシの群れより早く走り・・そのうち壁をルパンⅢ世の車のように走った時には大笑いしてしまいました。


ここまで書くとお馬鹿映画のようですが・・違います。

普段ハリウッド映画を観慣れてる私には季節感溢れる映像は素晴らしく美しかったし・・・・・・

なによりキャラクターが素晴らしかった。

主に出てくるのは5人なのですが5人が5人とも中途半端な描かれ方をしていない・・よくあの2時間という限られた時間でここまでキャラ立ちというか背景や苦悩など深いとこまで描かれたな~と。

完全に「善と悪」に分かれてるわけでも「愛し合う男女とそれ以外」に分かれているわけでもない。

それぞれが色んなものを抱えてて・・・・というのが薄っぺらでないんですよね。

5人が5人とも素晴らしかった。

これは俳優ありきでなく・・・・・脚本や監督が良いんでしょうね。


もちろん俳優陣も良かった。

我らが日本「真田広之」は大将軍の力強さやエロオヤジっぽさ・・・情けなさなどを上手く演じていたし、何よりやはり贔屓目なしにしても殺陣は視線など細かいところまでダントツでした。


韓流嫌いの私が唯一嫌いでない俳優が「チャンドンゴン」なんですが・・・彼は・・・・・・・もうちょっとかな。

他の映画で観た彼のほうが良かった気がします。


セシリアチャンいいですね~。ああゆう憎らしいような美しい表情をしてみたいものだ(笑。


意外にもこの映画で一番私が釘付けになったのは「ニコラス・ツェー」でした。

香港4天王だかなんだか・・・詳しくないのでわかりませんが『アイドル歌手』という認識だったのですが

美しい悪役にピッタリはまってました。


普通なら中国の監督がこのような映画を作る場合

中国のベテラン俳優を「大将軍」にして、悪役の若造を「日本人アイドル」にしそうなものですが・・・・

そうしなかったあたり・・・・・・・まずこの映画のキャラクターがあってそれに合う俳優を決めたというだけありますね。

すっきりしたラストではありませんので好き嫌いは分かれると思いますが・・・・・

私はやはりチェン・カイコー作品が好きなようです。