チビたんの家

チビたんの家

保護したチビたちは、にゃんこ9匹、わんこ2匹の総勢11匹とお世話がかりの私たち夫婦。虹を渡った子たちは4匹で、自分達が虹を渡るときに再会を楽しみにしていて、日々どたばた暮らしています。チビたちのお母さんは北海道の出身で、お父さんは生まれも育ちもほぼ東京下町。

 

やまちゃんが体調を崩し、華ちゃんが認知症になり、若干てんやわんやですが、みな元気に暮らしています。

 

 

 

やまちゃんは、アレルギーなのか鼻炎が治らず、抗生物質を点眼しています。病院で診てもらっていますが、血液検査では異常もなく、様子見の状態です。

食事は食べる量は増えてきたものの、元気だった頃に比べると少なめです。ただ完全に隔離して、十分に薬の投与ができますし、食事や排泄の確認も容易で助かります。

 

やまちゃんは多頭飼い飼育の中で育ったので、環境が変わることの不安がありましたが、気に入っている様子です。自分専用のベットやトイレ、気兼ねなく横になれる環境は、人間もそうであるように、快適なのかもしれません。ここ数日、数ヶ月ぶりに昼間だけ猫村に戻し、みんなと過ごさせています。体重が落ちたとはいえ、体の大きなやまちゃんが戻ると、少し警戒している子もいますが、匂いを嗅いで「昔いたよう

 

取り敢えずは、現状維持ができればと思っています。

華ちゃんは徐々に認知症が進み、食事や水のお皿をひっくり返したり、毎日やらかしていますが、赤ちゃん返りをしたように、無垢で可愛いです。ご飯を食べてお腹いっぱいになると、こてんと寝落ちします。側にいるちゃちゃは変わってしまった華ちゃんに、どうしたら良いかわからなくなる時もあるようですが、華ちゃんの食べこぼしたおやつを食べたり、それなりに「おいしく」過ごしています。

 

以前に華ちゃんは繁殖圏の引退犬だったと紹介しましたが、家庭犬とは違いボール遊びはしません。たぶん遊んだことがないのだろうと思います。木の棒やぬいぐるみにも、興味を示しません。ただお散歩は大好きで、朝晩のお散歩は楽しそうでした。ここへきてお散歩やご飯より、お昼寝が一番のようです。野生味がなくなり、だらんと無防備に寝ています。繁殖犬の時代は子どもをいっぱい産んで、子どもは売りに出されてを繰り返していたと思うので、辛くなかったかといえば辛かったと思うんです。たくさんのお別れを経験し、少し人間不信のようなところが、あるように思っていました。いま、それらは華ちゃんの記憶から消し去り、自分のわんこ人生を歩いているように思います。日向で昼寝する華ちゃん、ご飯を食べる華ちゃん、お散歩する華ちゃん、すべてが華ちゃんの華ちゃん自身の時間になりました。私は命の尊さを