必然か偶然か、今私の前には年、職業を同じくしながらも、オーラが全く違う女性が二人居ます。そして、この二人を観察してると、「人生の幸せと女の幸せって・・・?」ていうことをものすごく考えさせられます。


その二人とは、そう、うちの教授たち本

(私の場合は、院へ行くことをずっと念頭においていたので、なおさら彼女達が「全くの他人」とは思えないのかもしれませんが)


一人は、もうみなさんおなじみの私のイタリア語の教授。シモネタ満載のシモネッタ口紅。30代半ば。十年付き合って20代後半で結婚したやさしそうな旦那さん(ちなみに、教授ではない)と子供あり。 


もうね、彼女の場合はすごく良い人生歩んでるんだろうな~クラッカーって言うのがふつふつと伝わってきます。だって、まず学生である20代で結婚・出産しているということは、その間は旦那さんが経済的にも精神的にもシモネッタを支えていたのだろうし。なによりも、自分が働いて奥さんには好きな勉強をさせてあげたっていうのに、男の甲斐性を感じます。良い旦那だわ。こういう経緯があるからか、彼女の家族の仲がすごく良い。いつも「家族でどこどこに行った」とか「旦那とこんなこと話した」とかイタリア系らしく「うちの旦那は良い男!」とか内容は思いっきりノロケ話なのに、全く嫌味がないので、ホントに仲の良いファミリーなんだろうな~というのが伝わってきますニコニコ

若いころから家族とキャリア両方で、色んな人に支えられて、ここまで来るまでには苦労もあったのだろうから、今の彼女には余裕があって、いつも学生目線で私たちに接してくれます。教授としてはもちろん、女としてもとても尊敬できるし目標にしたい彼女。



一方、もう一人は、そうっすよ・・・あの経済の教授。東欧系カナダ人。同じく30代半ば。アイビーリーグ卒業。独身。スレンダーな美人。

この人、結構なお洒落ですらっとした、あまり女の教授にはいないであろう容姿。そして名門卒なのでプライドがかなり、お高いガーン。いつも、つんつんした感じがします。授業中もたいした話もしてないのに、一段上から目線的な話し方をしやがる。まあ、それだけなら、性格だからしょうがないという見方もできる。けど、この人、教授としても人としても一杯一杯なんだろうな~というマイナスオーラがあります。ぎすぎすしている・・・。

たとえば、授業中アイビーがした質問に誰も答えなかったら「ちょっとあなた達、この問題は私じゃなくてあなた達のためにやってるのよ!誰も答えないなら、前に進まないわよ!」と切れる。誰かが直接関係のない質問をすると「それは今関係ないから、授業が終わったらお話しましょうね~」といやみたっぷりに言う、などなど。

良い年なのに、人間として育ってないから、こんな余裕ないのかしら。でも、彼女をみてると、ある意味同情心すら覚えるからふしぎ。

「せっかく美人で頭もいいのに、その性格さえ直せば男から引き手あまただろうに」といってやりたくなりますにひひ

ま、天はニ物を与えずなのかもね。本人が自覚するまで見守りたいと思います(苦笑)



よく、男は30過ぎると生き様が顔に出ると言いますが、女性もキャリアをもつこのご時勢、女にもはっきりと生き様が現れますね。わたしも、彼女達の年齢のころに「いい人生を歩んでいる」と自他共に認められるように頑張らなくては!!


じゃね~

Tanti Bacioni(大っきなキスいっぱい)

ふ~~~~~得意げ 

今週と来週はファイナルEXAMが目白押しで大忙しな週です。そして、やっと昨日で2つ消化しました。


んで、ちょっと。よく働く大人が言うじゃない(私は大人ですが、学生なのであえてこの言い方)

「君さ~、勉強大変大変っていうけど、学生のときの忙しさは社会人になった後とは比べものにならないんだから、大変とか言うな!」・・・・・と。私、思うんだけど、学生時代はさほど勉強してたわけでもなく、大した仕事してない人に限ってこういう偉そうにこういうことホザクのよねーむっ日本の知り合いによくこういうこといってるヤツいたわ(苦笑)

ま、日本の大学生は医者とか弁護士にでもならない限りさほど勉強しないからこういう発言が出るんだろうけど、

カナダの博士課程まであるマトモな大学では、日本ペースであぽ~っとして叫び居れば平均以下になるか落ちこぼれるかです。A Getter(A評価をもらう人) たちはそれはよく勉強します。友人セシリーもまず土日は寮にこもって勉強。こないだなんか空を飛んでいる飛行機に向かって「エンジン音がうるさいんだよ!勉強に集中できないじゃないか?」と叫んでいました(爆笑)。そのくらい試験前は真面目な人ほどピリピリしてます。野球選手の契約交渉のような緊張感(爆笑)。特に、私のような外国人はネイティブと比べたら多少なりとも言葉のハンディがあるので、ネイティブのA Getterよりは1.3-1.5倍くらいは多く勉強する時間が必要。ちゅうことで、週末遊べる日本のOLよりは間違いなく大変!!


前置きはこのくらいにして、わたしが取っている国際貿易理論のクラス、教授は30代半ば東欧系のスレンダー独身美人SAYUセレブスタイル2。アメリカの名門私立で博士号を取っているアイビーガールだし、才色兼備なのですが・・・・

この人めちゃくちゃ、お高く留まってつんけん女(爆)。「私って賢いのラブラブ」オーラが出まくっている。その上、しゃべりも早いし、説明もさほど上手くないから、「国際貿易」という難しいトピックがなおさら難しくなる。それで、新学期の初めにそんな不安を抱えながら、中間試験の時期まできてしまい、そんな中で受けた中間試験の結果が


ドクロクラス平均50点ドクロ(私ももれなく平均ラインでした)

こりゃ、もうクラスで落第レベル。


そんな中当の本人は「私はな~んにも難しい問題なんか出してない。とってもストレートだったと思うけど。今まで私が作ったテストで一番簡単な問題なのに~」とか言ってやがる。(いや、実際はハードでしたよ今までになく、わたしゃ勉強したものねべーっだ!

こういう具合に本人にはダメ教授という自覚がないと思われたので、その時点でそのクラスを落とした人もいました。私もかなり迷いましたが、週一で出される課題の成績が良かったのでそれを捨てるのがもったいないとおもったのと、卒業の時期を来年の夏と決めているので、一切クラスを落とせないとのことで、しかたなく、続行を決意した・・・・・。

その後、幸か不幸か、アイビーガールが

「私は、reasonable な人間だから、あなた達のアドバンテージになるようにしてあげる。もし、ファイナルが中間よりも上回ったときは、中間の成績をチャラにしてあげるわ」

と言ったおかげで


今週一週間は、ほぼ全てこのテスト勉強でつぶれました。今度も50点だったら完全にFですからね、やばいよ。このクラス、シニアレベルなので理論とグラフがやたら多いし、専門語を覚えたり、グラフの縦軸と横軸には何がくるとか細かいことが多くていらいらさせられる。その上、勉強中に、アイビーの顔が脳裏に浮かびさらにムカつきモードへ(爆)DASH!


そして当日雷嵐の予感か、空は今にも雨がふりそうなどんより感。


朝一の試験だったので、6時には起きて水と軽く朝食を取り、準備を整える。

試験室へ行くと、普段の二倍の人!!(みんな出席はせずに単位だけかっさらおうとしてるのか!何て奴らだ!)

20分前には早くもアイビーが登場し、試験を配りうちらは15分ただ黙って待たされる。


きーんこーんかーんこーん

(実際はチャイムはならないよ)


そして開始。


テスト問題を開くと、なんと前代未聞の180点満点?!


ええ、ええそうですとも。アイビーはお得意のとんちんかん問題をやめて安全策をとりましたよ。うちらが間違っても配点が高ければ総合パーセンテージは高く保たれますモンね。36点分間違えても正解率8割

(こちらの大学は学期末に授業に関するアンケートがあるので、教授も学生の評価を気にして結局は安全策を講じるのですよ)


問題自体は前回よりは若干易しくはなっていましたけれど、結果は来月にならないとわからないので、何とも今は言えませんがね・・・・・。


今後はぜったいに、アイビーは取らないと決意したのであります。




さてと、愚痴ったところで、後半戦の勉強をしなければ!


talk to you soon :))







私が日本を発つときに英語すら話さない母親に言われた一言は

「外国ではなんでも自己主張しないとダメなんだからね~」でした(爆笑)。

まあ、確かに私も外国人は日本人より自己主張してそうなイメージがあったし、うちの母親もきっとそこらの胡散臭い海外留学本から得た胡散臭い海外知識を信じてのことだったんだろうけれども・・・・・。(ちなみに、私はアメリカ人のようなアグレッシブな自己主張こそしませんが、いざと言うときに怒るとフランス女並に怖いらしいです)


そして、私が今言えるのは、他の国はどうだか知りませんが、カナダに、オンタリオ州(笑)に関して言えば、特別振る舞いを「海外モード」にする必要は無いんじゃないかと思うの。私も、ガイジンと言えば「ME!ME!ME!」という自己主張の塊みたいなイメージがあったし、こっちに来るときはある程度覚悟してきたのだけれど、あまりにトロント人が日本人みたいにで大人しいもんだから、拍子抜けした部分があったわ(苦笑)

今までも、あんまり「アメリカ人のイメージ」のような白人がまくし立てて話しているみたいなシチュエーションも私の周りではあんまり見たことないし。下手すりゃ、日本人よりのんびりしている、憎めないオンタリオ人。


そんなオンタリオ人でありながら、さらに真面目・大人しい・心配性という付録までついたラテン系とは思えない友人セシリーカナダ

今日の朝、彼女が

セ: 「聞いて!ちょっと、すごくムカつくことがあったの」と言ってきた。

セ: 「あのね~、昨日の夜11時に寝ようと思って寮の部屋の戸締りをちゃんと私が確認してベッドに入ったの。そしたらさ、ルームメイトが友達の部屋に遊びにいったのよ。それはまあ、良いとしてもさ、彼女が出てったあとよ!せっかく私が閉めた窓も玄関の鍵も開けっ放しだよ、まったく。その上12時に友達と戻ってきたかと思ったら、今度はキッチンで大声でしゃべるは、物は落とすわで、大迷惑!!!寝れたもんじゃなかった。私はいつも気を使って、音立てないようにしてるのに。」


チ:「それは大変だったね。・・・・で、ちゃんと迷惑だって言ったわけ?そういう人は言われなきゃ気付かないよ」


セ:「うーん・・・言ってない。だって、もう学期末だし、今さらいざこざは避けたいし・・・・・。でもね、今朝私も、おんなじくらいの大きな音たてて仕返ししといた」


みなさん、私は毎日彼女に驚かされてばかりですよ、ほんとに(爆笑)。今まで日本人以外から「気をつかう」とか「いざこざは避けたいから自己主張しない」とかそんな言葉きいたことなんてありゃしませんよ。なんてジャパニーズなセシリーなんでしょうか。同じアジアの中国人とかよりも、心はよっぽど日本人に近い彼女じゃありませんか?だから、私は彼女に「アナタは私のカナダの妹だからね」っていってあります。あはは。


そして、そんなセシリーは今日、私にオリジナルのCDを作ってプレゼントしてくれました。彼女がファンな歌手の曲を20曲ほどが入ったものでした。ちゃんとジャケットに手書きの絵までそえて。ちょっと、母の日の「母母の日」になった気分でしたよ(笑)。前に、うちの県限定のハローキティーキーホルダーをあげたのだけれど、そのお返しかしらね^^。まだ十代なのに、こんな気くばりしてくれる彼女はカナダ人にも珍しいホントに優しい女の子なのよねラブラブ


日本のそこらの上っ面の友情よりも、よっぽど友達を大切にするラテン的友情を勉強させてもらています^^。


あー、もっとラテンな友達がほしい(爆笑)