剣町柳一郎の本棚

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長い間、アメブロ・ブログを読んで頂き有り難うございました。
おかげさまで毎週三百人もの方に読んでいただきました。
で、この四月、新しくHPを開設しました。
娘がドメインもとって、HPをこしらえてくれました。
エイプリルフールだから、嘘を書いている訳ではありません(苦笑)。
「本棚」から、「楽書帳」を手にしてください。

http://tsurugimachi.net

剣町柳一郎の楽書帳

ブログの他に、歴史エッセイ、気まま読書なども
つれづれに書いて参ります。
日暮らしならず、その日暮らしの日々を書き綴ります。
コメントもお気軽に書いていただければ幸いです。

宜しくお読みください。不一。
ビニールの餅、樹脂のもみの木・クリスマスツリー、
ホンコンフラワー、
そのまがい物のひとつに加わった、フクシマの一本松である。
一億五千万円の模造品。希望を託すにしては、
姿形が似ていればいいという問題ではないはずだ。
あきらかに、アートとしてのモニュメントでもない。
では、あれはいったい何なんだ。
今の日本をみごとに象徴しているように思える。
樹脂で固めた松、いやあれは松もどきである。
立ち枯れてしまったことは事実で、残念だが、
樹脂で固めた松を見て、住民の声に「あの松にかける金があれば、
より多くの仮設住宅をつくってくれ」という声も上がっている。
もっともなことだと思う。残念ながらも、模造の松は
寄付金ゆえに、文句はつけられない。
しかし、模造品で希望を捉まえることはできない。
枯れないかわりに、大きくもならない。枝も茂ることはないからだ。
模造品はまことの文化ではない。むろん、自然ではない。
誰もがわかっているはずなのに、保存・復元が
手っ取り早いということでくみやすかったのだろう。
模造品はどんなに似せても本物ではない。
福島の人々の気持ちはわかるが、模造品で癒やされるかという
気概も持って欲しいと願うのだが。
おせっかい過ぎるだろうか。
アルバムの写真を整理して、スキャナに取りこむことにしました。
あまりにアルバムがあるもので、ま、たいがいは子どもたちの成長の
記録って感じの写真ですが。同じような写真がいっぱいあるわけ。
アルバムは結構重いんですね。
残しておいても、場所をとり、要らないもののひとつです。
で、写真を見ていて、気がついたことがありました。
同じ場所で、年代がかわっても、どういうわけか、
家族がそこに集まって撮っているのです。
それは、庭の黒松の木の下でした。
古いモノクロ写真を見ても、家族が松の木に集まっているのです。
不思議なことです。いちばん気にいった場所だからでしょうか。
スキャナをしながら、写真を撮った日を思い出してしまいました。
誰かが「写真を撮るぞ」といった時に、足が松の木に向くのでしょう。
松がいつの時代からあるのか、もう誰も知りません。
明治二十六年生まれの祖父が家を買ったときから、
植えられていたそうですから、もう百年はたっているでしょう。
伯父さん、叔母さんが来た時、正月、盆、祭り。
家族は集まり、そして散っていきました。
福島の「一本松」をテレビで見ながら、
ふと我が家の「一本松」を思い出しました。

それに、松の木だけが待つじゃありません。
待っていた兼六園の梅林の花が咲きました。
ご覧下さい。

剣町柳一郎の本棚-梅1
剣町柳一郎の本棚-梅2

PS 以前、取材し、お話を聞いた細工人のKさんが独立しました。
なんと師について、三十五年間、象嵌に励んできた方です。
これからもいっそう素晴らしいお仕事をなさいますよう応援したいものです。