幼稚園から帰ると
いつも田んぼに囲まれた父親の工場に連れていかれて
この時期になると、桜というよりタンポポをいつもみていた。
摘むと白い液体が出て、こんなに綺麗な花だから、
きっと練乳みたいに甘いものだと勘違いして、
ペロリとして、苦くて泣いたことも。
セイヨウタンポポのことをモサモサタンポポって呼んでたっけ。
シロバナタンポポのことを幸せのタンポポって呼んでたな。
きっと、適当に母様が、教えたのだろうけどw
でも、不思議だったのは、タンポポの花がしぼんでから、
綿帽子になることだったな。
花がしぼんだのに、何故また咲くの?って。
大人になってから、なかなか足元を見ないから、
気づけば、綿帽子になってて、花がしぼんで随分経ってから、
綿帽子になるなんて、忘れてたな。なんて…。
今日の小さな春の写真でした。