グラビトンに囚われたレトロなブリキの看板が掲げられてるラビアンローゼシティ夜。陽が落ちると雪が舞い大地が凍え始める。
役場前中央公園に天空に向かって弓を持つ女神の像がある。
女神の象と同じポーズ。 アイドルドレスのアリス猫姫様 ”ネコネコミューティーション。”
巨大なバトンに装着されたシリンダー かこんかこんかこん カードリッジがはずれ 回転を始める。
キラキラキラ☆ねるねるねるね～っ♪
アリス猫姫様たちは時間を遡り ユニコーン星が太陽の周りを周回していたころ ブラックホールの重力に摑まってない 温暖な時代にいる。
大氷河期（不景気）前。 チームマカロンたちは 大勢の一角猫ウサギたちが サイリウムを振って流星になり見守る公園の中央で 笑顔でポップでカルチャな歌を くるりん 唄う♪
2つのパルサーが高速で回る 何もない 中央部が自動でスコープに入る。
タタタァタタタタン♪
インカムからミケネコさんの声が聴こえる
”グラビトンの正体は中性子そのものにあり 猫ケシゴムはネコネコ星の中性子のグラビトンを巨大な電子反発力で均衡状態にする技術。” 周回するパルサーごと消し去る。
アリス猫姫様は 歌を唄い楽しい思いを猫ケシゴムに込めているっ。ファンタオレンジを飲みながら ”魔法力充填完了っ。”
多分わたしは3人目・・もう後はないわ。
アリス猫姫様は おそるおそる 右手のポケットにしまってい置いたネコネコ星の指令書を見ると。
”落ち着いてグラビトンの中央を狙うこと。”文字が 変わったわ。
大勢のファンが見守る中。パルサーの回転は 太陽の光を浴びて お空で輝いてる。
ミケネコのフォログラム映像があらわれて
”アリス。安心してパルサーの中央を狙え。ブラックホールは高速で移動してる。発射のタイミングはカウントダウンで伝える。57，56、55，・・”
吉祥寺の公園で エイダちゃんがケーキ皿のお片付けをしながら 雲が渦巻いたお空を見てる。
”秋の妖精猫のブライニィちゃん。ノワールちゃん。街を守ってっ。”
雨に濡れた小さな掃除用具置き場の映像が流れる。
どきゅん。どきゅん。ブライニィーとノワールは背中に背負ってる回転式高出力レーザーのスイッチを入れる。
シルクハットをかぶった男は薔薇の花をくわえ 背筋を伸ばし華麗に タップタンスッ。
ウイーンの劇場でアリス猫姫様たちユニコーン星の映像を背にソプラノ歌手が歌を唄う。
ラララララァララララッララァラララァ♪ラララァラララァ♪
火星のアイドル緑のリスのソフィァと 冬の精霊デュラインレイトがアリスの背中に現れて
”アリスちゃん力を貸すわ。” 有難うっ♡
ピコンピコン。カウントダウンみんな いくよぉぉ。5，4，3，2，1。ポーン。くるりん。
アリス猫姫様 ”ネコネコメタモルフォーゼビームッッ。”
ネコネコメタモルホーゼビームはブラックホールを粉砕っ。ビーッビーッ警報音が鳴り響く。
グラビトン星系が崩壊。 ブラックホールを周回するパルサーが 回転しながらユニコーン星に接近・・
中性子の力を失った惑星が 大きく輝き 接近してくる。
巨大なメテオを正面でみながら アリス猫姫様 ”えっ。なんなのぉ。”
ユニコーン星衝突コースです。絶望、破壊、破滅・・。タタターン♪
ララララッララララッララララッラララララァ♪
ばりばりばりっ。ブライニィとノワールの はなったレイザーは回転しながら接近する惑星の軌道を変えて ユニコーン星をかすめていく。
しがかり