通じ合えなかったこと | チビスケの今日も幸せ

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ドバトのチビスケがいたちび鳩家の幸せな毎日をお届けします

 




ちび鳩は20年近く前に

派遣で日本語学校に勤めたことがある



今はベトナムやフィリピンの方も多いようだが

当時は4000年の歴史のある国の人がほとんどだった



わずか1ケ月ではあったが そこで

考え方の違いや どうしても通じ合えないことを学んだ



その1つが。。


ちび鳩はいわゆる受付のようなところに座っていた

出入口からの廊下をはさんで左が事務所 右がトイレ

ちび鳩から見て 前がトイレで右が出入口


自宅から近かったので歩いて通っていた


ある曇りの朝 予報を見て傘を持って出勤した

出入口にある傘立てに傘を入れた

それはカラフルな少しお高いブランドの傘


空が暗くなってきて雨が降ってきたその時


偶然気がついたのが 生徒の一人が

(立派な大人)

ちび鳩の傘を持って外に出ようとしていた


あわてて席を立って追いかけた


その傘 私の傘なんだけど


そうなんだ

男 傘を返そうとしない


返してよ


僕 傘持っていない


でも それ私の傘なの

持って行かれると帰りに困るから返して


僕今から帰る 傘ないと濡れちゃう


夕方までに戻ってくる?


来ない


だったら私の傘は使わないで


今 傘がない 濡れる

僕は今傘が必要


この押し問答


周りの同じ国の人も彼と同意見


つまり 

この傘が誰のものとかは問題外で

今 使う傘が必要な人が使う ということ


天気予報を見てわざわざ傘を持ってきたのは私

という言い分は通用しなかった


ちび鳩は強引に傘をひったくり

自分の足元に置いた


傘貸してよ


嫌です


貸してあげなよ


嫌です


意地悪な日本人と言われようと貸さない

だって絶対返ってこないもん


どうせ人のを持っていくなら

地味な色合いを選ぶと思うんだけど


それからちび鳩は傘立ては使わないにした




最近ハッピーは段ボールの別宅がお気に入り



大きな窓もできました