自分の中のブログブームが去って、しばらく書いてなかった。
でも、またなぜか突然ブームがやってきたのでまた書く。

友達が人間の記憶はあてにならないと言っていたことを思い出した。
同じ体験をした人が自分と同じ記憶じゃないことがある。
自分で自分の記憶を無意識に書きかえていることがあるらしい。

長年友達と交換日記をしているが、昔の日記を読み返していると
自分じゃないような気がしてくる。
どんな小説よりも夢中になって読んでしまう。
内容は、交換日記なので相手のことがあるから
詳細は秘密で、二人で「家族にも見せない!」
「墓場まで持っていく!」と決めている。

その交換日記はちょうど10年前の27歳のときにはじめて、
そこに「この日記はタイムカプセルみたいなもので、
何年後かに読み返すことを楽しみに、
今の感情をとにかく残したい。
27歳のとき、こんなこと考えてたって
将来の自分に教えてあげたい。」
って書いてあった。

なんどか読み返したけど、何度読んでもおもしろい。
10年たってもほとんど考え方かわってない(笑)

とにかく、なんでもいいので書いておこうと思う。
8月15日は私たち日本人にとっては、「終戦記念日」だけど、

イギリス人の人にとっては「Victory over Japan Day」(対日戦勝記念日)だ。

※VJ Day、Victory in the Pacific Day、VP Dayともいうが、
略称としてはVJ Day


当たり前のことなんだけど、イギリス人の人と話をしていて「はっ」となった。


最近、改めて考えてとても気がふさいだことがある。

イギリス人の人たちは日本が戦時中捕虜や中国や韓国の人たちに対して、
いかにひどいことをしたかということを学校で教わっている。

私たち日本人はもちろんそれも勉強したけど、それよりも
広島・長崎の原爆投下について、いかにひどい状況だったかを
多く勉強した。

私の年代はとくに修学旅行で広島に行った人も多いと思う。
原爆ドームでみたものは忘れられない。
蛍の墓やはだしのゲンとか、その当時の状況についての映画や本もたくさんある。

私の個人的な考えだけど、
私たちはアメリカ人がいかにひどいことをしたかというより、
戦争がもたらすものは何かを広島・長崎の原爆で教わったと思う。

あるイギリス人が日本に旅行に行くからどこがいいかと
聞いてきたので、東京、京都、大阪と言ったら
田舎もみてみたいというので、広島をあげてみた。
厳島とか名所もあるし、多くの外国人観光客も訪れるので、
私は当然ほとんどの外国人が広島について
多少なりと知っているものと思っていた。

ところがその人は
「広島にはなにがあるの?放射能は大丈夫なの?」
と言った。
これがすごくショックだった。

たしかに、今の状況を考えると放射能は心配になるかもしれない。
でも、だれもが私と同じような感情を広島に持っていると思っていたので
そんな軽い感じに言われるとは思ってもみなかった。

その人は「日本はすごくひどいことをしてきたけど、今は
みんな復興して経済大国になったし、日本人はすばらしいよ」
っていってた。

これがまたさらにショック。
正直涙がとまらなかった。

彼らには 広島や長崎の原爆の知識がほとんどない。

日本がしたひどいことと、日本がうけたひどいこと、
同じように比較できないけれど、
なにもかも、戦争のせいなんだって私は思っていた。

日本人はとても柔軟でなんでもうけいれるから
洗脳されやすい、だから、戦争でおかしくなってしまった。
だから考えられないようなひどいことをしてしまった。
アメリカだって戦争だから、原爆をおとしたんだって。

この価値観は日本人には多いと私は思うけど、
この価値観は世界共通ではないと気づいた。

学校や国の教育って怖いとも思った。
私たちが学校で勉強してきたことがすべてじゃない、
それぞれの国でそれぞれの国の価値観で教育しているんだって
思い知らされた。

私たちは中国、韓国に行けばそういった歴史の場所を訪れるべきだし、
外国人は日本に来たら絶対広島に行くべきだと強く思った。

私のいつか行きたい場所に
アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所
を追加した。
市が運営する「日本語指導ボランティア講座」に行ってきた。
全10回の短期のもので、市在住の外国人(主に中国人)に日本語をボランティアで教える
お手伝いをするための人を養成する講座。

本音は英語圏の外国人と交流したいんだけど、残念ながら9割アジア人。

日本語指導ボランティアは前から興味があったので、
10回だし、とりあえずどんなものかチャレンジしてみようと思って受講。

今日が第1回目だったんだけど、予想以上におもしろかった。

今日は

・私たちはどのようにして日本語を習得したでしょうか?
・「日本語学習者」と呼ばれる人たちにはどんな人たちがいるでしょうか?

ということについてグループで話し合ったりした。

もっと具体的な指導方法などを教わると思っていたから少し驚いたけど
これがおもしろかった。

日本に興味があって、日本語を勉強している外国人と話していると
「どうして?」と今まで考えたこともないような質問をされて
戸惑うことがたびたびあった。

それは逆も同じで、英語を勉強していて「どうして?」と聞いても
「わからない」といわれることがよくある。

英語圏の子供たちをみていて「この子たちのほうがずっと英語上手だな」
とか「この子たちのように勉強すればいいのかな」とか思ってたけど
違うということがわかった。

母語を習得した人が異なる他の言語を習得するときには
「母語の干渉」ということがおきる。
「言語形成期」(6~12歳ぐらい)に習得するはじめての言語と
すでに母語を習得し、言語形成期をすぎて習得する言語では
学習の仕方が異なる。


英語を勉強していて一番難しいと思うのはやっぱり
日本語にはない文法のルール。
現在完了とか過去完了とかいまだにわからない。
これと同じようなことが外国人が日本語を学ぶときにも起こる。

おもしろいのは、日本語の「て形」の話。
「書く」
「読む」

これを~してくださいの形になおすと
「書いて」ください
「読んで」ください

になる。
日本で生まれ育った日本人でこれを間違える人はまずいない。

ただし、外国人の場合、

「書きて」ください
「読みて」ください

こういう間違え方をよくするらしい。

これのルールを説明できる人は
「日本語教師」ぐらいで、普通は考えて話していない。

言葉って本当におもしろいな~

大切なのは

1.日本語を外国語として客観的に分析すること
2.分析した事実を効果的に教える方法を考える

ということ。

う~ん。日本語を教えるって奥が深い。