「本日のTシャツ」は休載。
最近目にする有名人、著名人の訃報に、ああ、あの人がと何らかの思い出や記憶を蘇らせられる人が随分増えた。
ジェフ・ベックの訃報で、高校生の頃にレコード屋や雑誌やで良く見かけていたレコードジャケットがまず浮かんだ。
そして自分が聴いていたカセットテープたち。
ものすごくファンだったというわけでもないが、あの頃の音楽好きな人なら必ず知っているジェフベック。
そうか~他界されたのか~と思っていたら、その後に届いた訃報が鮎川誠。
シーナ&ロケットのギタリスト。NHK朝ドラ「ちゅらさん」にもライブハウスのオーナーだかギタリストだかで出演されていたのを見たりしていたけれど、そうか~他界されたのか~
昨日目にした訃報は、デ・ラ・ソウルのトゥルゴイ。
デ・ラ・ソウルもトゥルゴイさんも、ファンだったというわけではないのだが、ただ1枚、デ・ラ・ソウルのデビューアルバム「3フィート・ハイ・アンド・ライジング」は発売当時、かなり聴いた。
ヒップホップやラップは好きな方ではなかったのだが、唯一かなり好きだったのが日本のスチャダラパー。
なんだかかわいいヒップホップでアルバム「スチャダラ大作戦」はかなりの頻度で聴いた。
そして、スチャダラのアメリカ版みたいだなというのがデ・ラ・ソウルのデビュー盤に感じた印象。なんだかかわいい感じのヒップホップ。
どちらもトリオだし。(マジックナンバー3!)
この2枚はかなり気に入って何度も聴いた。
トゥルゴイさんの訃報ニュースで、「3フィート・ハイ・アンド・ライジング」をBGMに流していた90年代頭に思いが飛ぶ。
このアルバムの音と共に思い出すのは、春のような明るく暖かい空気感と、何かが起こりそうなワクワクな空気感。
肩に力の入らない元気とでもいうのか、スチャダラとデラソウルが気持ちをポジティブにしてくれたのだろうか。そういう時代だったのか。思い出すととても胸が暖かくなる。
RIPトゥルゴイさん。そしてジェフ・ベック、鮎川誠さん。
時代を彩る音楽を、ありがとう。