息子が所属する大学のサックススタジオは、前期と後期、年に2回コンサートを開催する。
前期のコンサートが今日。
という訳で、ニューヨーク州のロチェスターへと向かう。
コンサートが今日。遅延やキャンセルが頻繁に起こる国内フライト。遅れたら観られないけれど、当日現地入りに賭けた。
結果、シカゴへ向かう最初の便は、フライトアテンダントさんが、「あらまあ、この便、乗客が50人しかいないわ。みんなが1列独占できちゃうわ。」と言っていたとおり、私も3席の列独占。
乗り換えて、シカゴからロチェスターへの便は、隣に座るはずだった方が杖をつかれて乗り込んできたあと、別席に移動となり、私はここでも2席列を1列独占状態となった。
感謝祭とクリスマスの間のこの時期、意外と旅行者が少ない谷間ということなのでしょうか。
遅れもなく無事到着。
ホテルのシャトルバスでホテルまで向いチェックイン。
通常の学校の日に夜はコンサートで忙しいだろうから、タクシーでコンサート会場まで向かう予定でいたのだが、息子から「リハのあと時間が少しあるから迎えに行くよ」と連絡があり、申し出に乗ることにした。
1時間程時間があるというので、息子と彼女と夕食。
SNSが「3年前の今日、息子の大学受験用レコーディングが終了し、ラーメン屋でお祝い」と過去を振り返らせてきたが、ちょうどそれから3年後の同日、そのレコーディングで現地オーディションに進めて入学した大学のステージに立つ前の息子とラーメンを食べているとは。
イーストマン音楽校サックススタジオのコンサートは定評があり、開演45分前には到着していないと入れないとされているので、早めに列に並び、良い席を確保。
新作曲の世界初披露、ゲストを迎えてサックスの歴史を少し振り返るボードヴィルスタイル、そして全てのパートをサックスで演奏するというアレンジのムソルグスキーの「展覧会の絵」。
プログラム構成もおもしろい。
(サックススタジオの公式写真をお借りしました)
来て良かった。
ライブストリームで世界中に中継されるコンサートではあるけれど、その場で生で聴くのは、やはり全く違う。
感動で涙もの。
コンサート後のレセプションでは、息子のスタジオ仲間たちとも歓談。日々、この仲間たちと切磋琢磨しているのだな~と微笑む。
↑今期、アルトのメンバーがフランスに交換留学していて、仮メンバー的ではあるけど、息子のカルテット。
当初、このコンサートだけを観に来る予定だったけど、翌々日にウインドアンサンブルのコンサート、その翌日に作曲クラスのリサイタルがあると気が付いて4泊の旅。
メインであったサックススタジオのコンサートは終わったが、もう少し、ロチェスター滞在。