息子演奏のデザンクロ「プレリュード、カデンツァとフィナーレ」
3ヶ月前、リハーサルを録画したもの。
ステレオ録音下音源や、このあと録音したものを息子が持っているのですが、いつも貰いそこねています。
夏休みに帰ってきたらやっとコピーできるはず。
このデザンクロ、1年前に練習し始めた頃「へんてこな曲」に聴こえました。
息子いわく、この曲、上手い人が演奏しても上手く聴こえない曲なのだそうで・・・
(1960年代、この曲がアメリカに渡って来た当時の音大生たちは、この曲の難易度が高く、みんなであれこれ頑張って結論付けたのが「この曲を演奏するのは不可能」だったそうです。)
その後、大学に旅立ち、家で練習しているのを聞く事もなくなり、数ヵ月後の今年1月にこのリハーサルで初めて通しで聞くことになりました。
上達していました。
特にラストのクライマックスが美しい曲ではないかと思えるように、(少なくとも私には)面白く聴けるまでになっていました。
最後の部分が好きなのですが、そこにたどり着くのに8分ほどかかるので、そこだけ切り取り。
とりあえず、息子が音大生としてささやかになしとげた仕事。
デザンクロのこの曲を、「ああこの曲のこの展開が美しい」と私に思わせたこと。