オレオレ詐欺、というののアメリカ版と言っていいのか、高齢者をねらった詐欺が横行している。
そのひとつ、ジャマイカ当選詐欺。
何らかの懸賞で高額金当選という電話が突然かかってくる。そして、その賞金を受け取るには、ジャマイカにまず税金相当を送らねばいけないというのだ。
おかしな話ではあるが、相手は詐欺師。うまく話を信じさせるのだ。
特に、善良な高齢者が狙われる。
夫の父が、ターゲットになってしまった。
資産アドバイザーが、腑に落ちない高額出金が気になり、夫に連絡してきてくれて、事が発覚した。
大筋はジャマイカ詐欺。
多額の当選金が送られてくる前提で、「手数料」として小切手を送っていたのだ。
とりあえず、夫が小切手の換金を止める仮処分をし、電話で話しているだけでは、だまされたと信じていない義父を説得するため、急遽義父の元に夫が飛んだ。
(詐欺師の手として、「身内が貴方の所持金を狙って、これは詐欺だと信じ込ませようとしてくる」と刷り込んでいる場合もあるので、身内でももともと他人である私は一緒に行かない方が良いと判断した。)
実際に会って話してみると、小切手の他、どういう話をされたのか、スマホやゲーム機等を買って送付していたりして、総額200万円以上は詐欺師の元に渡ったことがわかった。
それらはもう戻ってはこないであとうが、とりあえず警察に詐欺の通報。
なんとも、やりきれない、にがい出来事である。
しかも、同等の詐欺ですでに逮捕されている人たちが複数すでにいるのに、まだまだ全国で続いている。
詐欺師は一人ではないのだ。
嫌な世の中だ。