マジかよ・・・
朝8時からPSAT/NMSQTテスト受験の息子を会場まで送り届けた。
10時頃、ふと携帯を見ると、息子からテキストメッセージが入っていた。
8時6分送信で、
「学生証持ってきて!」
「急ぎで!」
の2件。
青ざめた。
今日のテスト、顔写真付き身分証明がないと受験できない。
マジかよ~
テキスト着てたの気が付かなかったし、もう遅いじゃん。
というか、じゃあ今息子はどこで何してるというのか。
11年生で受けるPSATテストで全国の上位に入れば、大学奨学金の取得に大きく近づく。
一応それを夢見て、短期とはいえ塾に通わせたのも水の泡。
大きな奨学金獲得の可能性も「とりあえず無くはない」から「全く無し」に確定ということか。
もう遅いとは思いつつ、学生証を息子のカバンから見つけて、握り締めてテスト会場へ走った。
今日の会場は息子の母校。
勝手知ったるなんとかで、試験場に最寄の駐車場に車をとめ、入り口へ走る。
その間、通路のあちこちに「写真付きIDが必要!」という掲示が貼られている。
テキストの送信時間から考えて、どうやら息子、この「これでもか!」と貼られた掲示を見てもまだ気が付かなかったと見た。
ドアを開けると、受付テーブルにまだ2名の係員が待機していたので尋ねた。
「あの、受験生がID持たずに来た場合、どうなるんでしょう?」
「その生徒はこの学校の生徒でしょうか?」
「はい」
「でしたら、そこのオフィスのパソコンに身分証明証と同じ写真が入った生徒登録があるので、そこで照合確認して、書類に署名すれば受験できます。お子様、今テスト受けられていますよ。」
ああ、セーフ!
受験会場が母校だったため、助かった。
ただ、受けたところで奨学金候補生に残れた可能性はかなり低いと踏んでいるので、本番の受験で何かあるより、ここでミスして学んでおくのは彼にとって良い事だったのかも知れない。
なまじ助かったりすると、教訓にならないかも。
日々、息子も高校生なんだし、自分は親として世話やきすぎなのかもなあと思う事がなくもないが、こういう息子なので安心して放っておけない・・・
PSATの後、今夜は高校のホームカミング・ダンスパーティー。
カップルが正装してダンスデートな一夜。
がしかし息子たちは対抗計画をたてていた。
その話は明日へ。
♪もうIDなんていらない