
本日の愛しのガラクタコレクションは、赤いハートの白クマ、ビーニーベビー。
これは10年以上前、息子がまだ小さかった頃、カリフォルニアでガレージセールに寄ったところ、開催していた家のおばあちゃんが息子を見て「これ、ボクにあげるわ」とニコニコしながらくださったもの。
その方の笑顔がとても優しくて、なんだかこのクマのハートが優しい笑顔とリンクしているようで、今でも家の守り神的に飾っているもの。

昔、ジャック・ニコルソン主演の「郵便配達は2度ベルを鳴らす」を見に行った時、一緒に行ったKさんに「つまり、タイトルが意味するのは、何かが起こる前に予兆的なことが2度あるわけよ」と言われて納得した。
(言い換えれば、3度目の正直?)
確か、映画の最後に起こることは、似たようなことがそれ以前に2度描写されており、その時に気がついていれば決定的な結末には至らなかったのかも、と考えられた。
先日、義父が小さな心臓発作を起こし、その診察で心臓の欠陥が見つかった。
手術をする事になり、夫が駆けつけたのだが、急を要するわけでもなく、手術日はなかなか決まらず。
1週間近く経って、ようやく今日手術が行われた。
開けてみると、思ったよりも欠陥が見つかったらしく、バイパス手術を3箇所、弁のリプレイスメント(人口弁を着けたという事でしょうか)が行われ、手術は無事に終了。
どうやら、今回の極小さな心臓発作で検査処置していなければ、致命的な事がいつ起こってもおかしくないような状態だったらしい。
夫にしてもそうだ。
1年半前、軽い脳梗塞を起こして、ごく短い時間ろれつが回らない怖い思いをしたあと、徹底した食事療法でコレステロール値などを劇的に改善させた。
軽い症状で改善できて、致命傷を逃れられれば、幸運な事だ。
郵便配達は2度ベルを鳴らす。
その映画タイトルが頭をよぎった。
ベルを鳴らされた時に見過ごさないよう、予兆、予感も気をはらおう。
まあ、気にしすぎも逆に良くないかもしれないけれど、ね。
手術が無事に終わったあと、義父にはテディベア(クマのぬいぐるみ)が渡された。

「病室で淋しいでしょうからこれで遊んでね」というわけでもない。
咳をしたり笑ったりすると、開けた傷跡が痛むので、そういうときにはぬいぐるみを抱えて振動等を吸収させて痛みをうっちゃるために使ってね、という事なのだそうだ。
胸に抱くと衝撃を和らげてくれるクマのぬいぐるみ。
かわいいだけじゃないのね。
そういわれてみれば・・・
「腹を抱えて笑う」というのは、笑いすぎでお腹が痛くなるのを予防するため、無意識に行う動作という事、なのか?
クマはなくとも、多少の影響は腕で抱えるだけでも減少するのか、な。
BGM「Sandy」福山雅治
♪ハートのテディベア