
本日のガラクタも、ペニープレスで、自由の女神の刻印。
息子が見習いのような立ち居地で参加させていただいているジャズのビッグバンド。
他のメンバーは、みなさんバリバリのプロ。
バンドは定例でオースティンの老舗ジャズバーで演奏するのだけれど、未成年の息子はそれには参加できない。
リハに参加し始めた当初から、バンマスが息子の「晴れ舞台」に設定してくれていた日がやってきた。

週末の3日間、屋外の仮設ステージにさまざまなバンドが登場する音楽フェスティバル。
本来なら息子がソロなどおこがましいのに、今までの練習の成果発表の場的に、ここで息子のソロの場まで設けてくださったのだ。

テキサスの、春と言うには暑すぎな日差しが木漏れ日になってさわやかな会場。
のんびり、ひととき音楽を楽しむにはうってつけ。

バンドの演奏は言うまでもなく、心地良い。

バンマスのBさんの指揮が、力強くリズムを刻んでいくのを見ていると心がウキウキしてくる。
バンドの演奏にあわせ踊りだす人も。

1時間の演奏を終えた息子。
バンドのメンバーたちが、また労いの優しい言葉を掛けてくださる。
毎週通うリハでも、みなさん息子にアドバイスをしてくださったり、暖かい目で見てもらったり・・・毎回「上手く演奏できなかった」と落ち込んだり「アドバイスを貰ってコツがわかった」と上機嫌だったり、息子にとってものすごくありがたい体験をさせていただいてきた。
熟練のプロたちが、こうしてまだまだ未熟な息子のような高校生を暖かく育ててくださる。
息子、なんて幸せな立ち居地にいさせてもらえているのだろう。
「俺、まだまだ・・だよなあ~」
プロの背中を見ながら、そこに少しでも近づけるように、息子の精進は続く。
