
ボーイスカウト隊には、使われて古くなった国旗の処分依頼が来る。
国旗 というものは敬われるもので、いらなくなったからと言ってごみのように捨ててはいけない。
処分する際には、今までの仕事を称えた「引退式」を行わなくてはいけないのだ。
今日は、依頼を受けて貯まった国旗を、息子たちの隊が設置した「国旗引引退式地」 で、処分。

国旗がどこで掲げられていたかなどを含めたスピーチがなされ、今までも働きをねぎらう。
そして、ストライプと星が一つづつ切り取られていき、

それぞれに一言が添えられながら火の中に収められていく。

今日引退する旗は5枚。
それを一枚づつ、全てストライプを一本づつ切り離していってきちんと引退させるのは結構な時間がかかった。
夕方から始めた儀式も、とっぷり日が暮れ、燃える炎が闇の中で厳かに燃え上がる。

後は明日にでも灰をまとめて埋葬して、国旗の引退は終了となる。
国旗と言うのは誇りが込められた象徴であり、軽く扱ってはいけないものなのだ。
ということで、本日のピンズはアメリカ国旗のピン。
星条旗のピンはいくつものバリエーション、似たようなものをいくつも持っている。
今日のピンは、裏に「中国製」のシールが付いている。
あの・・・
国旗がそれほど敬われるものならば、「中国製」じゃなくて、アメリカ国産にこだわった方が良くない?
敗れたり色あせたり・・・「引退」させたい国旗がある方は、お近くのボーイスカウトにご相談ください。