
計画したことが思ったように行かないことは良くある。
皮算用 と言って良いのか・・・
などと言っても、今日の「思ったようには行かない」事は、人生の計画とかそういった大きな事態ではない。
ガーデニング、家庭菜園の出来具合についてである。
昨年、家庭菜園用のスペース を設け、苗を植えてみた 。
(その前に、息子が種から育てようとした のだけれど、どれも発芽したばかりの新芽を何者か(動物か鳥)に食べつくされてしまって全滅したので、苗から植えた。)
以前に鉢植えで成功していたホット・ぺッパーや、知り合いの家で良く育っていた(つまりテキサスの天候に順応すると見られる)ローズマリーなど成功しそうな種類に加え、ズッキーニ、かぼちゃ、ピーマン、パクチー、パセリなどなど。
そして何よりメインだったのはトマト。
オースティンに引っ越してくる前に住んでいたカリフォルニアの家で、小さな鉢にトマトを植え、そのうちここに植え替えようと思っていた場所に置きっ放しにしていた。
そう、置きっ放し。
いろいろあって、トマトの世話をする事もなく放置せざるをえなかった。
ある日見ると、小さな鉢の底の500円大の穴から伸びた根がしっかり地面に根を生やして大成長しており、もともと使う予定だったサポートに自ら絡まりついて見事なトマトが連なっていた。
感動的に、独力自力で育っていたカリフォルニアのトマト。
その印象が強く、トマトは大丈夫だろうと思った。
それで、昨年の家庭菜園のメインに、トマトの苗2本とその両脇にバジルの苗を2本植えた。
トマトと相性抜群のバジルを隣り合わせに育てて、同時に収穫しながら食卓へ、という計算。
それが・・・
どうしたことかトマトが成長しない。
植えたのが遅すぎで暑すぎなのか?
その脇で、バジルが育つ、育つ。
結局、トマト惨敗。
バジル大収穫。
で、バジルを消費するために、トマトをせっせと買って食べるハメに。
トマトがあってこそのバジルという計算だったのに大誤算。
今年はどうしようかと思ったが、再度トマトに挑戦。
ところが、店に苗が見当たらない。
遅すぎたのか?やっと見つけた発芽したばかりくらいの小さい苗をいくつか買って植えた。
苗が小さかったのと昨年の失敗例で、どらかが育てば万々歳という気持ちで多めに植えたのだけれど・・・
これがすくすくと育っている。
思いがけず育ちがよく、あわてて今日朝一でワイヤーのサポートを買いに走った。

今年は期待大のトマト。
が、バジルが・・・あまり育ってない。
昨年大収穫で無駄になってしまったので、今年は1本で良いやと植えた1本すら植えたそのままの状態。

これから大きくなるのだろうか?
それにしても、期待せずにトマトを9本も植えてしまったので、バジル1本が成長しても足りないかも?

(追加でバジルを種まきお試し中だけど・・・)
昨年はバジルが育ってトマトがなく、今年はトマトが育ってバジルがないかも。
こういう状態はなんというのだろう。
「帯に短したすきに長し 」ではないし、「2兎追うものは1兎も得ず 」でもないし。
「賢者の贈り物 」を思い出させられたりもするけれど、ちょっと違う。
とにかく、計画したようにはうまく「両方が大成功」とはなかなかいかないのか。
家庭菜園に見る人生の哲学
・・・というのは大げさかな。
本日のピンズは、ニューヨークのワーナー・ブラザーズ ・ショップ(閉店して今はない模様)で購入した、バッグスバニー が人参を食べているピン。
人参は、カリフォルニアで種まきしてみた。
葉は育ってきたのだけれど、人参に育つまでにはいたらなかった。
根菜系は、地面の中で場所を取るのと、育ち具合を眺めて楽しめないので、今は育てるのを避けている。
人参も消費が多い野菜なので、育てるメリットはあるのだろうけれどね。
ああ、そうか、バッグスバニーが食べているということは、やっぱり育てない方がいいな。
ウチの周り、野生の野ウサギも生息している しね。
<おまけ>

(スクワッシュも既に花が咲き実が出来そう)

(3種のミントは、この場所は陽が強すぎかもと、移動できるようにプランターに寄せ植え。)

(場所が足りなくなったので、かぼちゃと茄子はプランターでも栽培中。)