先週の日曜と月曜で東京に行ってきた。

先月はブログに仕事をするので無駄な休みは取らないと宣言しましたが、これは楽しく仕事をするために必要な休みでございます。

やはり、何事もメリハリが必要ですよ。

嫌だ嫌だと思って仕事に行くのではなく、「よし。今週は楽しんだので明日からしっかり仕事をするべし」という気持ちを作ることも必要だと思う次第。


丁度、そろそろ25年付き合いになる親友Cちゃんの誕生日が15日だったので、

「ねえCちゃん。今年は手渡しで誕生日プレゼントを贈呈しようと思う」

と電話したところ、

「おお、それはありがたい。ちばこちゃん、じゃあ待ち合わせは表参道のみずほ銀行の前で!ちなみにこの前もらった”薄茶あられ”は我が家で大層ヒットだったで、是非持ってきてくれたまえ」

と言われ、

「わかった。謹んでお持ちしよう」

と了承した。


「ところでさ。ちばこちゃん、前回会った時に渡した”彩果の宝石”(埼玉の名物ゼリー菓子)は、オレンジの缶やったんだっけ?それともブルー?」

と聞かれたので

「オレンジだったぞ」

と答えたら

「分かった!じゃあ今回はブルーにしておく。ぶっちゃけ、何を渡したんだか全然覚えてなかったんで、直接聞くことにしたんだ」

と言われたので

「今更、そんなこと気にすんな」

と言ったら

「そーだよねー」

と返ってきた。


このCちゃんは、なかなか強烈なキャラでその生い立ちからすると結構お嬢なのにも関わらず、昔の「○際のトットちゃん」のごとく「本当はいい子なんだよ」(もとい、「黙ってりゃあそれなりにセレブなのにね」)という人だ。海外旅行にはCちゃんとしか行ったことがないんだけども、まあ元「○るぶ」にいただけあって、海外旅行のスケジュールを作るのはめちゃめちゃうまい。さっさとお得なパックを見つけて、さっさと予約して、旅のスケジュールをバンバン立てる。イギリス留学の経験もあるので、度胸だけは満点、会話もぺらぺらだ。

(…の、はずなのだが、外人さんとの会話の時に「ちばこちゃん、なんて言ってる?」とわたしに聞くのはなんでだ。まあいいんだけど)

一応、学習院にいたこともあり(なんと紀子様と同級だ。もっとも、校風に合わなかったらしく退学宣告を受けたことあり)、一見セレブのママの人。



今回も彼女に会うのを楽しみに東京へ出発だ!

朝9時の新幹線に乗って東京へ到着したのが10時半。

そこから半蔵門線とか千代田線を乗り継いで表参道へ。

まあ、地下鉄も今は呼び方が変わったのね。

「東京メトロ」

地下鉄のホームを見てみれば、昔はなかったホームと電車の間に保護ゲートがついている!

おー、すげー!!

しかし、東京ってちょっと行かないとあっと言う間に町並みが変わるよねー。

今回は表参道から青山→渋谷→恵比寿に繰り出したんだけど、青山とか渋谷は「どこだココハ」状態だった。昔(15年まえくらいか)通っていた店とかすっかり変わっちゃって、すっかりおのぼり状態だ。


表参道で軽井沢に本店があるというチーズフォンデュの店で、なぜか「豚丼」を食べ、そのあと青山のカフェへ向かう。

「ちばこちゃん、パンケーキを食おうぜ」

と誘われるまま、入店。


ドイツに本店があるカフェ・ラントマンで850円のパンケーキを食しながら(コーヒーもつけたので合計1500円也・おいおいおいおい!)久しぶりに楽しい会話。


…で。


「ちばこちゃん、今、わたしはしんげきに嵌っている」

「しんげき?(新しい舞台かなにかかと思っている)」

「そう。おかげで浦和と秋葉原を週一で往復してるのさ」

「へえ。それはそれは。AKBかなんかかね(<分かってない)」

「…まあ、それもある」


しばしの沈黙。

が、気づいちゃったわたし。


「あのー、もしかして『進撃の巨人』のことを言っている?」

と聞いたらCちゃんが食いついた。

「そう!進撃の巨人!兵長がもう萌え過ぎる!リヴァエレがいい!」

と絶叫。

「兵長ーーーー?!…あー、兵長ね…。なに、そんなに面白いの」

と言ったら

「ちばこちゃん、一応わたしはアニメでは食いつかなかったと言っておく。夏アニメで放送していたことは知っていたけど、Y(Cちゃんのお嬢の名前。有名私立学校に通う)の持っていた同人誌で嵌ったの!」

「は?!?!Yちゃん、BL好きなの?!」

驚きだ。

あのYちゃんがBLに嵌っているとは。

わたしが知っている彼女は、超!可愛くて、超!可憐で、超!素直でピュアなお子だった。

小1の時の記憶がラストだが。

あの彼女がBLにど嵌り中とは…!


「そう。あいつが部屋に同人誌を隠し持っていたのを発見したんだよ。で、Yにこれはなにかと問い詰めたところ、最終的にはBL信者であることを認めたのだ」

「(遠い目で)…へーーーー…。…で?」

「で、見せろって言った」

「で?」

「で、読んだら面白いじゃないって話になって、全部寄越せって言った」


頭痛くなってきた。

お前、昔散々わたしのことを○ニメ○タクってあざ笑ってなかったか!(漫画は好きだけど○タクじゃないぞ!)


「…でー???」

「そしたら、わたしに認められたってことで気が楽になったらしく、今では『○んだらけ』でアレかってこい、これ予約しろって平気で頼むようになってきた」

「…それで秋葉原に通ってんのか」

「そう。あと池袋」

「あのー、聞いていいっすか?Cちゃん、あんた今何歳だっけか」

「45歳だよ。人生折り返し地点ですが、それがなにか」


いや、いいけどさ。

元気そうでなによりだ。

しかし、このパワーは一体どこから来るのか教えていただきたい。確か、今年に入ってから海外旅行にも数回行っていて、しかもそれら全て国が渡航注意の勧告を出しているとこばっかだ。

中国、トルコ、エジプトだ。よく無事で帰ってきたよ。


まさか二次元に嵌る人とは思っていなかったので驚き倍増。


「ちばこちゃん、Free!は知ってるかね」

「知らん」

「じゃあ、F・r・e・e・!でググってみてくれ。バーーーーーーーッと出るから!」

「何の話それ」

「高校の水泳部!水着の男子しか出てきません!その中のマコちゃんが一押しです!何を隠そう、今日はマコちゃんの誕生日!朝からFacebookは祭り状態だよ!!」

「…そんな大変な時にわたしとお茶してくださって…。ありがとねー」

「気にしなくてイイから。でも、あたしの誕生日が15日じゃん、マコちゃんの誕生日が今日じゃん。これは運命だと思うんだけどもどう思う?」


運命もなにも全然かぶってないじゃん!

とまあ、こんな感じで久しぶりの東京旅行は過ぎて行ったのです。


この後、恵比寿ガーデンプレイスで4億するというシャンデリアを見たり、ファーマーズマーケットを覗いたり。ああ、楽しかった。


しかしCちゃん。

あんた、そんなんじゃ毎日楽しくてたまらないでしょと言ったら


「時間が24時間じゃ足りなさ過ぎる。いっそのこと一日48時間でもいいと思うくらい」


そーだろねー。


「Sくん(<Cちゃんの旦那)は、なんて言ってるんだ。君のその行動について」

と聞いてみたら

「楽しそうでいいなあ、だって」

「あ、そう」

「だってさ、時間がなさ過ぎだよ。毎日ピクシブとFacebookで仲間と語り合い、仕事に行き、○んだらけに行き、さらに来月はウィーンに行く」

「何だって?」

「ウィーンだよ。オーストリアの。ねーちばこちゃん、一緒に行かない?」

「旅行代、いくらですか」

「20万位。1週間いきっぱなし」

「行けるかっての!東京に来るだけですっからかんだ。あんた、そんなことだとまたSくんにカード取り上げられるよ」

「もう取り上げられた」


なんだこの会話。

まあでも、この会話に二人の25年間が要約されている。

こんな感じで20代から付き合ってきた。

お互いに仕事したり悩みを打ち明けたり、旅行したり。

こういう友人がいることは、わたしの宝です。



まあ気をつけていってらっしゃい。

ウィーン土産を楽しみにしている。

が、前回の韓国旅行で購入したような「銀魂」の韓国版最新刊はいらないから。

○タクではない!と言っていたが、それは十分プロの領域と言っておく。


うわ。

長!!