長野県にある市町村を一つずつ紹介していきます。

今回は木曽郡木祖村です。

【木祖村】
●人口…2489人
●面積…140.50ｋ㎡
●村の花…リンドウ

●村の木…トチノキ

長野県中部に位置し、木曽川上流にある自然豊かな村です。

木曽川は木祖村から三重県の伊勢湾に至る229kmの河川ですが、その源流は村内の鉢盛山となっています。

一般的に知られている“きそ”の表記は“木曽”ですが、木祖村は木曽川の源流の地であることから、木曽の祖という意味を込めて“木祖”と名付けられたそうです。

元々は中山道35番目の宿場として栄えた場所。

お隣にある奈良井宿は観光スポットとしても知名度は高いですが、奈良井宿へ向かう途中にも藪原宿という案内板も見られ、現在でも宿場町としての色合いは強く残っていますね。

藪原宿の特産品として知られているのがお六櫛。

文化庁日本遺産、長野県知事伝統工芸品に認定されている伝統工芸品です。ちなみに妻も現地で購入して使っていますが、櫛の通りが全然違うということです。

やぶはら高原スキー場は100年近くの歴史があり、地元だけでなく中京圏の方を中心に人気があります。

初球から上級まで12のコースがあり、ファミリー層が多いですね。

スキー場の手前にあるあやめ公園池は名前の通り、きれいなアヤメが見られるスポットとして人気があります。

６～７月上旬の開花の時期には、地元の方を中心に多くの方が訪れています。

水木沢天然林は、ほとんどが樹齢200年以上という広大な原生林。

２つの散策コースもあり、ともに約１時間程度で一周でき、平成の名水百選にも選ばれています。

村内に本社がある日野製薬は、日野百草丸で有名な企業。

木曽は自然に生息する薬草が多く、古くから製薬業が盛んな土地でしたが、その代表格なのが百草丸です。

中山道の宿場町として発展した木祖村。歴史と多くの自然が魅力の村ですが、機会があればぜひ訪れていただきたい場所ですね。

～ながの～《46/77》