Q

数秘は沢山のナンバーをいくつも鑑定で用いるのか、

一つのナンバーを深く用いればいいのか

わかりません。

 
 

A

 

「ご相談内容で、ご相談者が何について知りたいのか

ここが非常に大切になってきます。

 

ナンバーをたくさん使って鑑定するのか

それとも

一つに絞って鑑定するのか

 

結論からお伝えしますと、

 

ご相談内容で必要な部分を一つでまかなえるので

あれば、一つのナンバーで良いですし、

複数組み合わせた方が良い場合は、たくさん使って

お答えする形になります。

 

 

例えば、

恋愛相談で、彼の気持ちがわからない、

そんな内容であれば、

 

・潜在意識や隠れた内面を示すことの多いハートナンバー

(生まれた月と日を足して出すナンバー)

・生年月日全て足して算出するパーソナルナンバー

 

このふたつをまずは使用します。

 

 

 

これをどの様に活用するか、ですが、

最初にハートナンバーで、

お二人の性質の傾向をみていきます。

 

 

例えば、ハートナンバーが1の女性がご相談者だったとして、

気持ちがわからない相手である

彼のハートナンバーが9の場合、

 

ハートナンバー1の人は自分で何事も決めたい、自立心の強い

性質がありますね。

一方、ハートナンバー9の方は、誰かの役に立つこと、

自分のやりたいことよりも、周囲の人のためになることを

したい、という傾向があります。

 

 

1の人からすると、

 

「9の彼はいつも私のいきたいところについてきてくれるけど、

全然誘ってくれない。自分のいきたいところがないのかな?

それとも私と一緒にどこかいくのを計画するのがめんどうなの?

そもそも、私のために計画する事が嫌なのかな?

だったら私のこと、あんまり好きじゃないの?

⇨彼の気持ちがわからない」

 

というような方向へ考えてしまうのでしょう。

 

 

 

しかし、9の彼からすると、

 

「1の彼女はいつも自分のいきたいところを言ってくれる。

僕は彼女ののぞみを叶えて、笑顔になってくれるのが

嬉しいし、これが彼女を大切したい気持ちの表れなんだ。

特に興味のないところだけど、彼女が喜んでくれればそれでいい。

彼女は、僕の行動に満足してくれているだろう」

 

と考えてしまうのですね。

 

 

 

このようにみてみると、

 

1の彼女が、

9の彼の気持ちがわからないのは、

 

「1の彼女がしてほしいことを9の彼がしてくれない」

その結果、悪い方向へ考えてしまい、

「彼の気持ちがわからない」

というお悩みに繋がっている

事がわかります。

 

 

 

また、

9の彼がなぜ、

このような行動をとるのかもわかりますから、

1の彼女に、そうした性質の差を簡潔に伝えて、

例えば以下のようなアドバイスができるでしょう。

 

 

「彼は、あなたの願いを叶えることで、あなたへの愛情を

示そうとしているんですよ。

 

決して、デートを計画するのが

面倒だとか、あなたをあまり好きではない、という事では

ないのです。

 

 ただ、あなたがもっと誘ってほしい、という不満には、

彼は気づいていないかもしれませんね。

 

あなたから、

”時には○○君のいきたいところに私もいきたいな、

いつも同行してもらえて、感謝してるよ、

でも、時には誘ってもらえるといいなあ”

と伝えてみるといいですよ」

 

 

以上がハートナンバーだけですが、

パーソナルナンバーを組み合わせると、

特に付き合い始めたばかりのカップルや、

職場で知り合ったカップルなどは、

 

パーソナルナンバーの性質の印象を

相手から強く感じているかもしれませんので、

 

上記のアドバイスや分析の中に、

パーソナルナンバーの側面も加味してみると、

説得力が増します。

 

 

 

鑑定師、占い師としてリピーターさんが多い

先生方は、相談者様の

 

「何について知りたいのか」

 

ご相談の早い段階につかんで、

丁寧に根拠を示しながら説明してくれます。

 

 

この根拠となるのが、

タロットであれば出たカードの意味など、

数秘術で言えば、ナンバーの特性という事になります。

 

 

これを省略して、

 

「大丈夫、彼はあなたが好きだから、

不安にならなくていいんですよ」

 

と言われても、

なぜ大丈夫って言えるの?と

ご相談者様は納得できません。

 

 

上記でハートナンバーや

パーソナルナンバー程度に

絞ってアドバイスに結びつけた理由は、

 

多くのナンバーの性質を一気に伝えても、

相談者様が知りたい内容と

無関係の部分があるかもしれない

ためです。

 

 

相談者様は、

 

「自分の知りたいことをまず早く教えてもらい、

その原因や、対処法を教えてもらって、

自分の望む未来に近づいていけるという

安堵感を持ちたい」

のです。

 

 

その相談者様の心理を念頭に

置いて鑑定を進めていきます。

 

 

鑑定する側が、

これを教えてあげるといいかも、

という内容を一方的に話しても、

 

相談者様が知りたい内容でなければ

満足に繋がらない事も多く、

 

1分いくらの課金制鑑定の場合は、

無駄にお金を使わされた、と

不満に思われてしまうかもしれません。

 

 

 

このように、相談者様が期待されない情報を

話すのはよくありませんが、

例えば彼の気持ちがわからない、

というご相談内容でしたら、

 

 

彼はこんなふうに考えがち、

こんな風に考える癖がある、

こんな性質があって悪気はないのだけれど、

相談者様に不安を与えやすい

など、

 

 

数秘でわかる内容を、

さりげなく取り入れたトークは、

お話を盛りあげる要素にもなります。

 

ご参考にされてくださいね。