とある国のほんとの話。

貧困格差が激しいその国では、

幾何級数的に増え続ける人口を抑制するために

夫婦一組に対し、一人以上の子供をもつことを国から認められていない。

貧しい人々は、肉体労働のできる稼ぎのいい男の子がほしいという理由から、

授かった子供が女の子だとわかると中絶、もしくは生んで子供を売る、ということが少なくないそう。


売られた子供は様々なことに使われるかもしれないけど

なかには「モルモット」として買われている子達がいる。


「モルモット」として買われた子達の一部は、赤ちゃんの頃に小さな瓶の中にいれられて

そのまま育てられている。


頭だけを外にだして、頭から下を瓶の中にはめたまま育てられた子達は

首から下が瓶の大きさ以上に育つことはなく、

頭だけが異様に成長した状態につくられる。


型にはめられて、様々な形に変形したスイカを想像してもらえるとわかりやすいかもしれない。


そうつくられた理由は、見せ物として博物館に飾るため。

彼らは、そのためだけに奇形につくられ

生きたまま、博物館の一角に花瓶の花でも並べるかように床に並べられ、

生涯をそこで過ごしている。

もしかしたら死んでからもずっと、見せ物にされるかもしれない。

その為だけにつくられた、瓶の中の人。


博物館を訪れた人の中にはその光景を見ていられずにその場をあとにしたり

人の恐ろしさとむごい仕打ちに涙する人もきっといると思う。

でも、私の友人が見たのは「瓶の中の人」を指差しながら笑う大人と

飴をなめながらそれを眺めている子供だったと言っていた。