
超話題作、映画『国宝』を観ました!!
映画館久し振り、キキちゃんのサヨナラ以来よ。とうか映画館で映画観るのが本当に久し振り過ぎる!😱
国宝!!!
いや〜!!
面白かった!
ほぼ3時間あったのですが、あっと言う間に感じました!
観ながら、心臓がドキドキして、息が上がったり苦しくなったり。
ヤバいね、この映画!
フィクションなんだそうだけど、とてもリアルで、実在の人物なのかと思ってしまうストーリー。
歌舞伎の女形のお着物が本当に綺麗!
そして、厳しい毎日の稽古や、本番前の準備、化粧をしながらギリギリまで、稽古してたり。出番前の緊張感やら、舞台の上の舞や芝居の華麗さ、舞台から降りた後のほっとした人間らしさとか。
歌舞伎の世界の裏を見れるのも面白い。
また、歌舞伎の世界の血筋の重要さとか本当に重かった。心にズーンときた😭
血筋か才能か。
血筋の方を重く置く世界で、その逆があればそれはほぼ無いことであるので…
歌舞伎の演目、二人藤娘、娘道成寺、曽根崎心中、鷺娘と素晴らしかった!!
主役の吉沢亮さん、横浜流星さんの女形の修練をとても努力されて身に付けられてて本当に凄かったです。
仕草や歩き方、踊りも素晴らしかったけど、あの女形の喋り方や声、芝居が本物の女形に感じた。
子役の2人も歌舞伎界のお子様かと思ったくらい上手かった!
人間国宝役の田中泯さんが、本当に凄い女形のお爺さんだった。迫力あって怖かっな。調べたら80歳のダンサーで俳優さんだった。
映画は昭和の時代、1964年長崎、喜久雄15歳(吉沢亮さん)から始り、その半生です。
あっと言う間の3時間でした。
この後ネタバレです
歌舞伎の成功と引き換えに、孤独で…
悪魔と取り引きしたと
任侠一家の15歳の息子で、殴り込みで親を目の前で失い身寄りがなくなり、歌舞伎の家で、芸の稽古をしながら育てて貰ってて、その才能故に頂上を目指せるのであれば、そんな取り引きもするかもしれないよね…
恋人も家族もなくても、歌舞伎を出来るというだけでよいというような人に喜久雄はなってたね
帰るところもない、天涯孤独だし。
若い時は長崎からの恋人に結婚しようと言うけど、恋人からは喜久ちゃんは役者だから私は1番の贔屓になるからそれは良いと言われるし。
芸者からは2号で良いと言われるし。
喜久雄は、結婚とか家庭とか無縁の天性の役者なのだと。
恋人春江は、御曹司俊坊と駆け落ちしてしまうのは、俊坊は自分を必要としてくれていると思ったからなのかなぁ、切ない…
そういえば玉三郎さんも、密着番組で観たことがあるけど、芸が全ての毎日なんだと思った事ある。舞台の為に生きてる、そんな感じだったな。
渡辺謙演ずる、花井半次郎、一人息子で御曹司の俊坊こと横浜流星も舞台で力尽きて、若くて亡くなるのだけど。
二人とも女形でその孫は女形に向いてないとか。
喜久雄は見た目の綺麗さだけではなく、天性の女形の素質があったそうだ。
でも、相当な努力もいるのだろうな。
喜久雄は、任侠の出だから、恋人春江とともに、背中に入れ墨を入れてるのだけど、2人ともその位の覚悟を持って、生きているのだね。
本当に凄い映画だったなー、
見て良かった。
途中、何度も涙が流れてた。
2代目半次郎の代役で、曽根崎心中のお初をする時の、稽古や、本番前の震えて準備が出来ない時とか、ライバルである横浜流星が来てくれて化粧を手伝ってくれた。
ライバルでもあるけど、2人仲良しで、2人だけしか分からない絆にも何度も泣けた。
老年、人間国宝になる喜久雄に、芸者の産んだ実の娘がカメラマンになってて再会するのだけど、すぐに娘だと気付き、話をする時も泣けたね。
歌舞伎の演目も観ていて楽しかった。本当に着物姿や動きが綺麗で✨
鷺娘は宝塚でも松本悠里さんが踊られたのを観たことがあったので、田中泯さん吉沢亮さんと観れて良かった。
この映画は、国宝になった人の半生の話だけど、歌舞伎世界の華やかだけでない裏や昭和平成の日本の様子も見れて面白かったです。
本当に映画館で観れて良かった。