今、この辺りは、以前の姿を取り戻しつつあります。
歩道で通行を邪魔していた漁船、乗用車の隣に並んでいた、駐車場のボート。
綺麗に片付けられました。
被災して休業していたお店も、ほぼ、復活しました。
幹線道路沿いはちょっと見、分からないくらいです。
でも、ところどころ、被災した時のまま、手をつけられていないお店もあり、
そんなところは窓ガラスや壁に、津波の跡がくっきりと残っています。
わたしの背丈くらいだから、150、160cmはあるでしょう。
裏道に目をやると、津波にながされ、用水路の上にまたがったままの家があったり。
避難している人もまだいらっしゃいます。
信号機が壊れたままのところは、他県のお巡りさんが交通整理して下さっています。
胸が苦しくなる風景が今もあります。
もうすぐ半年。
たくさんの人に支えられて生きているんだと、しみじみと、感じた半年でした。
今この時、この星に存在しているみなさん、そして存在していたみなさん。
本当に本当にありがとうございます。
当たり前の日常が幸せだと確信した半年。
あれが欲しい、これが欲しいと物欲いっぱいでしたが、実は足りないものなどなく、
必要なものはちゃんと持っていたんだと目が覚めた半年。
まだまだ、元の生活に戻れない方が沢山いらっしゃいますよね。
わたしも出来る事を探しながら、一緒に生きていきたいと思っています。
