息子が2歳くらいの時に
夫とお風呂にはいるのを嫌がった。
理由は、怒られるし怖いからだと思う。
「おとうしゃん、嫌い」「おふろ、いや」と泣いた。
お父さん嫌いと言われている夫にもすごく気を使った。
お風呂くらいしてもらわないと
とても家事も一人で回しきれないし
夫と息子が楽しくお風呂にはいれるように
お風呂グッズやバスボムを用意したりした。
ある晩、息子が大泣きしているのが聞こえたので行ってみると
お風呂嫌、という息子を夫が脱衣所に閉じ込めて
電気まで消していた。
暗い中に閉じ込められて大泣きする息子。
驚いて「やめて!」と扉をあけて電気をつけた。
息子は泣きじゃくって、私の足にしがみついて泣いていた。
舌打ちして、「だったらお前がやれよ。」と夫が言い、
さらに、「しつけなんて犬と一緒だ。」と言った。
呆然としてしまった。
もうその時は洗脳されていたと思う。
今思えば、それだけでもじゅうぶん夫から離れる理由になったはずなのに。
その時はどうにか私の努力や我慢で日々を回そうとしていた。
私が必死でどうにかしようとしていたことが
息子にも娘にも申し訳なかったんだと気づけたのは何年も経ってからだった。