いつもと変わらぬ
朝だった
5月26日
おばあちゃんは
95歳の人生の幕を
ひっそりと閉じました
たんぽぽみたいな
ほっこり笑顔
体は小さいのに
どんな嵐が起きようとも
大地にしっかり根を張って
強く生きてきた
真面目で
謙虚で
智慧があり
忍耐強く
優しい
誰にも
迷惑をかけず
甘えず
最高にカッコイイ
生き方をしてきた
おばあちゃん
初孫の私を
大人になっても
可愛がってくれた
思い出は
次々とあふれてくる
中学の夏休み
家庭科の宿題で
浴衣を作ると言った私
おばあちゃんちに
泊まりがけで
教えてもらいに行ったね
真っ直ぐ縫うだけだよと
丁寧に教えてくれた
結局、仕上げは
ほとんどおばあちゃんが
縫ってくれたんだよね
あの浴衣ね
思い出がいっぱいで
何十年と経ったけど
捨てられずに
まだ大切に
とってあるんだ
急にいなくなったら
みんなが寂しがるだろうって
入院してから1ヶ月
心の準備をする時間を
作ってくれたなんて
さすがだな〜
おばあちゃん
お見舞いへ行き
交わした言葉
『来てくれて、ありがとねぇ』
『おばあちゃん、またね』
弱々しく手を降って
別れたのが
最後になってしまった
おじいちゃんが
随分先に旅立ち
『待ちくたびれた』って
言ってたのかなぁ〜
やっとまた
一緒にいられるね
おばあちゃんみたいに
家族に囲まれ
素敵な人生を歩みたい
また来世も
おばあちゃんの孫で
生まれたい
尊敬するおばあちゃん
本当に本当に
ありがとう
ずっと、ずっと
大好きだよ♡