翔さんが平昌五輪に旅立って3日目。

今日はまぁとのロケで1日中一緒だ。
ドラマのロケの合間のメンバーとのロケ。
結構ハードなんだけど、オレ的には嬉しい。
翔さんがいる時はなかなかまぁを独占できないからな。

翔さんはオレらメンバーにさえ嫉妬するくらいまぁを溺愛してる。



「松潤?聞いてる?」
「ん?あぁ、悪い。なに?」


突然、声をかけられ、目の前にいるまぁに視線をうつす。


「どーしたの?珍しいね、ボーッとするなんて」
「あー、うん。で?」
「ここさ?」


今日のスケジュールを確認していくまぁ。
相変わらずの笑顔に小さな顔とクリクリの瞳、長いまつげ、その全て魅力される。


「うん、それでいいと思うよ。」
「で?」
「ん?」


スケジュール用紙を片しながら首を傾げてオレの方を向く。
いや…その仕草はダメだろ。


苦笑いをしながら何でもないよって伝えるとちょうどまぁのスマホが揺れた。
そう?って呟いてスマホを手に取る。


と、まぁの顔がパッと花が咲いたような笑顔になる。
あー、オレの大好きな笑顔だ…。
きっと、翔さんからなんだろう。
あーあ、翔さんがいない間にって思ったのにやっぱり翔さんには叶わないか…。


スマホを手にニコニコ笑顔のまぁを横目に
雑誌を手に取ってためいきをついた…。




{5A82CB8B-AD9A-4E7E-80C3-A8E810A97587}