渡部さんに教えてもらった店に着いて個室に案内された。


「雰囲気のいい店だね。さすが、渡部さん。」
「ねー、さー、何食べようか。今日は、オレの奢りだからいっぱい食べて!」
「え、いいの?」
「何言ってんの、今日は潤くんの誕生日でしょ!お祝いだよ、くふふっ!」
「マジ?やったぁ!」



こういう時の潤くんはちょっと可愛くなる。
イケメンでストイックで頼りになるんだけど、たまに見せるなんて言うか甘えた感じのこの雰囲気がたまらない(笑)



次々と美味しそうな食べ物が運ばれてくる。



「美味そうー!」
「じゃあ、はい。」
「あ、サンキュー」
「じゃ、改めて。34歳の誕生日おめでとう!」
「ありがとう」


そう言って、ビールの入ったグラスを重ねた。






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