今日は七夕。


まぁと夜会う約束をしてる。
今日こそ、まぁに言うんだ。
ずっと愛してたって。


ニノとはいつも一緒で、
翔さんとはまるで兄弟みたいにいつもつるんでて、
んー、リーダーとは癒し系だとか天然だとか言われるほどマイナスイオン出しまくりで、


そんなまぁをずっと見てた。
こんな日に言うのもなんだけどまぁを誰にも渡したくないから。
まぁをオレだけのものにするにはまぁに気持ちを伝えるしかないから。






ーーーーーーー




待ち合わせの場所でまぁを待つ。
ふと、空気が違って感じてそっちを見るとニコニコした笑顔でまぁが手を振りながら近づいてきた。



「おつかれさん」
「お待たせ!待った??」
「いや、オレもさっき来たとこだから。さ、食べよ。食べよ。」
「わあー、すっごいね。予約大変だったんじゃない?」



まぁが席につきながらテーブルに並べられてる料理に目を見張り嬉しそうに声を上げる。
この笑顔がたまらないんだよなぁ。
心の底から嬉しいって伝わってくるような笑顔。



「はー、食った食った!」
「くふふっ。美味しかったねぇ。あ、もうこんな時間かぁ。潤くん、明日は?」



会計を済ませてマンションの方へ歩き始めながらまぁが聞いてくる。


「明日は夕方からかな。雑誌のインタビュー。」
「そうなんだ。オレも昼からだなぁ。あ、良かったらオレん家で飲み直さない?」
「えっ、いいの?」
「うん。もうちょっとゆっくり潤くんと飲みたいなって思ってたし。」
「そ、そう?まぁがいいならオレは大丈夫だけど。」



まぁに誘われるまま、まぁのマンションにやって来た。
相変わらず、キレイにしてるなぁ。
まぁはキレイ好きで整理整頓が上手い。
まぁのマンションに来て散らかってたことがない。



なんだかんだと盛り上がっていい具合に2人とも酔ってた。




「まぁ?」
「ん?なーに?」


まぁが振り向くと同時にその細い身体を抱き寄せた。


「じゅ、ん、く…」
「まぁ…、オレ、ずっと前からまぁが好きだったんだ。」
「………」
「同じ男で、グループのメンバーで悩んだんだけどやっぱり、言っておきたかったんだ。まぁ、オレと付き合って欲しい。」
「潤くん…」



オレの名前を呼んだまぁが、まぁの顔がオレに近づいてきて、オレの唇とまぁの唇が重なった。



「オレの答えはコレだよ…ふふww」
「まぁ…。ほ、ほんとに?」
「潤くん、気づかなかったの?オレも潤くん好きだったんだよ?」
「えっ?ま、まじ??」
「ふふwwオレの方こそ付き合ってください!」



オレ達はお互いの気持ちを確かめあって思わず抱き合って何度もキスを繰り返していた。







空はうっすら月に照らされて
天の川は見えないけどきっと彦星と織姫もオレ達みたいに抱き合ってんのかなってガラにもなく思ってしまった。





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✨おしまい✨