今日は七夕…。
しょーちゃんはドラマの撮影が入ってるはず…。
遅くなるのかな…?
あとで、LINE入れておこう…。
今日はオフ…。
TVをつけてカーテンを開けてコーヒーを入れる…。
ソファーに座って一息つく…。
スマホを手に取って今日の夜の天気を見る…。
「曇り時々雨…ね。」
しょーちゃんが帰ってくるまでにちょっとしたサプライズをしかけようと準備始めた…。
「よしっ!これでOKかな。あとは、しょーちゃんが帰ってくるだけ。まだかなぁ…。」
しょーちゃんには夕方、LINEしておいた。
ドラマの撮影は順調で遅くても20時頃には終わると思うってあった。
そのとき、インターホン鳴って、モニターを覗くとしょーちゃんだった。
「今、開けるねっ!」
玄関のチャイムがなったから開けると同時にしょーちゃんが倒れ込むように抱きついてきた。
「ただいまっ!疲れたよ〜!」
「わっ!もうっ!しょーちゃんっ!!」
お互いの体を抱きしめながら軽くキスをして
リビングに向かう。
「すっげー、なになに??どうしたの、これっ!!」
リビングに入るなりテーブルに並んだ料理を見てしょーちゃんが驚く。
「くふふっ。今日、七夕でしょ?ちょっとね、頑張ってみたんだ。」
「すっげー、なに、これ全部雅紀が作ったの??」
「そうだよ?お腹すいてるでしょ??食べて食べて!」
「うまそー、いただきまーす!」
しょーちゃんがモグモグと食べ始めていく。
ほんとに、しょーちゃんの食べ方ってリスが食べてるみたい。
「うまっ!やっぱり雅紀の手料理は最高だなっ!」
「くふふっ。良かったぁ。これね、全部七夕にちなんで作った料理なんだよ。いっぱい食べてねっ!」
「うんうん。ほんと、うめぇ。」
しょーちゃんはほんとに美味いっ美味いって言ってくれて並べてた料理もどんどんなくなっていって、オレも食べたんだけどね。
「はあー、お腹いっぱい。ゴチソーサマでした!」
「くふふっ。よく食べたねー。食後のコーヒーでもどお?」
「あ、うん。貰おっかな。」
「しょーちゃん、今日は泊まっていく?明日は仕事何時から?」
コーヒーをセットしながらしょーちゃんに尋ねる。
「明日は午後からだから、泊まっていこうかな。」
「じゃあ、お風呂入っておいでよ。その間にコーヒーモ入れておくから。」
「じゃー、一緒に入ろっ!たまには、いーだろっ??」
「えっ?あー、うん/////」
結局、しょーちゃんと一緒にお風呂に入ることになりその流れで食べられてしまった。
まあ、こういうのもあり?かな。
隣でスヤスヤ眠る愛しい人を眺めながらニヤけてるオレがいた。
✨おしまい✨