しょーちゃんが仕事終わるまでって感じで松潤と会ってた。
松潤はやっぱりオシャレで色んなオススメのお店からココを選んだんだって海の見えるカフェに連れてきてくれた。
どの料理も美味しくて松潤のオススメのものを食べて飲んだ。
そろそろ、しょーちゃんが終わる頃って松潤に告げると無言のままスッと立ち上がって会計に行く。
オレも松潤のあとを追う。
駐車場につくとカギを開けようとしない松潤。
「どうかした?」
「まぁ…返したくないな、翔さんに」
そう言って振り返りオレを抱きしめた松潤。
突然のコトに驚いて振り払えなかった。
そのまま、松潤の唇が近づいてきて…
さすがにそこは顔を逸らした。
けど、頬にキスされた。
「くすっ、何て顔してんの。じょーだんだよ。今のは誕生日おめでとうのキスだよっ。さ、帰ろっか。」
松潤が冗談でこんなことするはずなかったけど、オレはそこには深く追求しなかった。できなかったんだ。
オレにはしょーちゃんがいる。
松潤はメンバーでJr,の頃から知ってる大切な存在。
どちらもオレには大切。この関係を壊すことなんて出来ないんだから。
「じゃあ、またね。あ、これ誕プレ」
あっという間にマンションについて、車を止めた松潤。
後ろの座席からホイって渡されたもの。
「えっ!食事も奢ってもらったのに!でも、嬉しぃ!ありがとう!」
「家に帰って見てね。それじゃ、お疲れ!翔さんによろしく」
そう言って松潤が帰っていった。
オレは松潤にもらったプレゼントを握りしめて松潤の帰った方を見つめていた。