聖地

「聖地の草がなくなったニャ」

月ちゃんの側に行きたいもっさん

フェンスに登るか？

膝の上でスヤスヤ

「あたしもそっちがいい」

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最近畑が耕され、見晴らしが良くなった。草が生い茂っていたちいきーずの聖地は丸見えだ。ちゃーちゃんは少しだけ草の残っている場所に座る。

月ちゃんは聖地を元気に走り回り、勢いをつけてビニールハウスによじ登ろうとした。残念ながら1m位の高さで落ちてしまった。流石に無理だったか。

以前、月ちゃんとチビがビニールハウスの天辺にいた事がある。どうやって登ったのかは謎だが、降りる時はハウスの隣のビワの木に飛び移って徐々に降りていた。

走り回り疲れた月ちゃんが草が残っている場所でのんびりしていると、もっさんが近づく。でも二匹の間には害獣避けの網と金網がある。どうする？もっさん。

もっさんは意外と俊敏だ。1m位の金網にヒョイと飛び乗る。簡単に大好きな月ちゃんの所へ行った。

暫くしてちゃーちゃんは畑から戻り、私の膝の上で寝始めた。どうやらちゃーちゃんの聖地は私の膝の上らしい。

本日のちいきーず257