朝4時に起きて、ハナビのご飯の準備をする。  

教わった通りに、高栄養のフードを栄養価の高い液体で溶かし、シリンジに詰める。  
でも、この作業が思っていた以上に難しくて、なかなかうまくいかない。  
何度もやり直して、ようやく形になる。

そして酸素室の中にいるハナビのもとへ。  
口の横からそっとシリンジを入れて、少しずつ、少しずつ流し込む。

この時間が、私にとって一番つらい時間でした。

本当は、自分から食べさせてあげたい。  
無理に食べさせたくない。  
でも、食べてもらわないといけない。

そんな気持ちの中で、ただ「回復するまで」と自分に言い聞かせながら、続けていました。

口の周りはフードでいっぱいになってしまうけれど、  
それでもなんとか25g、朝は食べてくれました。

そのあと、水分制限がある中で30mlの水を差し出すと、  
ハナビはとても嬉しそうに飲んでくれました。

その姿を見て、「喉が渇いていたんだな」と感じました。  


少し横になって休み、  
次は7時半に同じようにシリンジでご飯をあげようとしました。

でも、その時はもう食べてくれませんでした。

「無理にあげなくていい」と言われていたので、  
その言葉を思い出して、無理にはあげませんでした。  
水だけをそっと差し出しました。

そして、そのまま仕事へ向かいました。

——

あの時間は、正直とてもつらかったです。  
でも今振り返ると、あの一つ一つの行動は、  
ハナビの命を支えたいという、私なりの精一杯の愛情でした。

うまくできなくても、迷いながらでも、  
ただ一生懸命に向き合っていた、そんな時間でした。