気持ちの気持ち2

気持ちの気持ち2

離婚後からのブログ。中年のオッサンが若い子相手に夜遊びとか、恋愛とか、料理とか…やっているうちに…再婚。
そしてコロナついでに会社をたたんで…ポンコツ中年サラリーマンに

ICQのサービスが6月で終了とか。


まだ続いてたんだなぁ。


いろんな出会いがあって。


偶然が重なり、香港まで遊びに行ったもんな。

 

9.11の頃か。

懐かしい。


あの頃の人たちは、元気にしてるのだろうか。


新宿のめった刺しのニュース。

 
ストーカー犯罪だと言われていて。

 
ガールズバー?きゃば?
最初は「あーあ」なんて思っていたけども…


ニュースに関心がなかった私でも、犯人側の名前に聞き覚えがあった。

「たしか…」

車関係か…なにか…
でも思い出せない。

結果を先に書くけど、思い出せなかった。

 

私自身も車から離れているし、いろんなことがあったので思い出せない部分も多くなってきた。

「NR NSX等の国宝級の…」

 

 なにが関係あるの?何で騒いでるの?

 犯人のFBがまだ残ってるそう。

 20年近く所持していたそうだ。

 20年前。NSXなんて初期の初期であれば200万円代もゴロゴロしていたかもしれないし、
 最終型は人気があったものの、年式の古いのはエンジン等にも差があって人気も今一つだったはず
 彼はいくらくらいで買ったのだろう。
 でも、決して今のようなバカみたいな値段はしなかったはず。

 NRだって最初から人気がなかった。バブルがはじけ、予約していた順番があっという間に回ってきたが、みんなパスをし予定の500台は売り切れなかったはず。
 その後だって、NRを乗っている人はたまにみかけた。
 つまり今みたいに、投資のような箱入りにしてしまっておくよりも、そんなには大事にされなかったと思う。
 真っ赤なスタイリング…かっこいいという人は少なかったと思う。
 それよりも前、RC30、VFR750プロアームが大絶賛されていたレプリカ全盛時代で…

 犯人は私と同世代。
 NSXにしてもNRにしても、新車では無理だったかもしれないけども、でも、誰でも手に入れられなくはない状況だったはず。
 養う家族がいない独り身、親と同居であれば、そんなヤツ、結構居たもんだ。
 給料の殆どを車に…2つ3つバイトを掛け持ちでレースをやってるやつもいた。
 それくらい純粋に車に熱を注いでいる人も少なくはなかったかと思う。

 

 



 「…お前らに何がわかんだよ」


 ネットでは彼を チー牛だのヲタだのと勝手に決めつけて情報のおもちゃにして笑うが、笑えるのか?
 

 
 国宝級?車転がしが勝手に値段を吊り上げただけだろ。

 投資の連中が釣りあげてるだけ。

 

 本当の車好きには、好きな車が手が届かなくなった。

 ただの愛車だったんだよ。
 彼にとって。
 FBで、彼が処分する際の書き込みをみると、なかば割り切って、さっぱりしている。
 男なんていうのは未練タラタラのはずで。

 それだけ彼女に入れ込んだのか?
 たぶんそこまで…

 そんなことはしなかったはず…


 私は、彼のことは知らない(たぶん)。

 気持ちなんてわかんないはず。
 

 でもなにか、こう、賢い人だったんじゃないかと思う。

 

 
 被害者が経営をしていて、彼に支援をしてもらったという。
 
 金を受け取った後、ストーカーだと騒ぎ立てて。

 本人は「俺ストーカーなの?」

 ろくに捜査もしなかったのだろう。警察の勝手な決めつけ。

 お金をくれるストーカーなんているのだろうか?。

 

 今だって、ニュースでは「ストーカー犯罪に詳しいナンチャラ法人の誰とか」が 偉そうに彼を分析している。

 

 彼は「オレ?ストーカーなの?」とあらためて警察に相談にいったそうだ。

 

 お、おう…そうなんだ。

 

 たぶん、彼はそう思ったのだろう。


  
 ホレた弱みに「つけこんだ」のは被害者の方ではないか。

 かの「頂き女子りりちゃん」マニュアルで
 
 「趣味があるイキイキとしたおぢは狙うな」とあるそうだ。

  言い得て妙…。

 
 「お金を返してほしく」
 
 誰に伝えたら伝わるのか?伝える術を強制的に絶った、本当の原因をちゃんと正さなかった警察にも問題があるのではないか。

 

 警察は民事不介入とかいって、しったこっちゃねーよ、と、そんなのは仕事ではないのかもしれないが、だったら彼をストーカーと決めつけることもできなかったはずで。

 その時「一回話し合え」とすれば、ここまでの犯罪は防げたのではないだろうか。
 

 
 待ち伏せ。

 

 他に方法があったろうか?。

 

 どうやって住所を知ったのだろう。
 
 たぶん彼は人を殺めるようなタイプではなかったと思う。


 好きだったんだろうね。それでも、彼女が。

 でも結婚なんてできないのはわかってて。

 だからこそ、せめてお金だけは返してほしいと。

 

 彼女が言った言葉を無しにしたいからと。


 それをどう彼女は返したのだろう。

 彼女の言葉、言い方ひとつで、こんなことにはならなかっただろうし。

 果物ナイフ。

 実際に見たわけではないけども、2本も用意したとのこと。

 本当にやるつもりなら、本物志向の彼は、もっとちゃんとした凶器、サバイバルナイフや、一撃で射止めるものを用意したでしょうよ。


 脅すつもりだったのだろう。

 

 2本? 例えば100均で買えばw、つい2本も手にとって買ってしまうのも…彼の真面目なとこなんだよ。

 

 気持ちがわかるよ。

 折れたそう。

 

 100均だとすれば、折れるわね。


 そこに計画性がある? そんなの言うほどないでしょ。

 めった刺しにした理由?


 結果そうしちゃったけど。

 会えなかったんだよ。会ってちゃんと話したかった。
 
 けど、話し合いすらも拒否し、金は持ち逃げ。


 「捕まえてでも…」

 

 「どうせ逃げようとするのだろう」

 

 「おまわりさーん!このひとすとーかー!」

 

 そういえば済むとでも思ってやがる。


 「だったら脅してでも…話を聞け!」
 
 ある意味自然な流れでは?

 そりゃ殺人とかはダメ。絶対。

 しかし、じゃぁ、「脅す」という分岐点の手前迄、他に方法はあったかな?

 

 どうやったら、真実を彼女に伝えられるのか?

 

 書面で…? 内容証明かなにかで?

 

 普通の人なら出来たろうが、もうストーカーだとレッテルを貼られてるだろうし。

 

 正当な方法が見つからない。

 

 じゃぁどうしたら。どうせすべてを失ったんだ。

 
 めった刺し? 一隅のチャンス。

 

 これで逃したら二度と気持ちを伝えない。

 

 だから…衝動的に…

 

 たぶん、彼はここまで望まなかったのではないかなと。




 「もし自分なら」

 答えが見つかるのだろうか?。

 みんな彼を笑うけど、笑えるのかな?

 

 ワタシャ…なんだか切ない。