夕食を作りました。





ハヤシライスです。




玉ねぎとしめじを炒めて





切り分けた牛肉も炒めて





レシピ通りの量だけ水を入れて





煮込みながら灰汁を取って





市販のハヤシライスの
ルーを投入。





しばらく煮込んで完成。





食卓に並べて
「いただきます」





妻が




「牛肉は買ってきたの?」





私が




「うん。牛肉は値が張るから
 100gだけだけどね。
 値引きされて
 300円くらいかな」





妻が





「それ、国産じゃないね。
 国産にこだわって
 いつも買ってるんだけど」






このときばかりは
「ごめんね」
という言葉は
出てきませんでした。





食事が始まって、
開口一番に出てくる言葉が
それだったので、
悔しかった。
歯を食いしばった。





家計を考え、
それでも美味しいものを
と思って、
特に一生懸命灰汁取りして
丁寧に作ったハヤシライス
ではあったのですが……。





実際のところ産地は見ずに
牛肉を買いはしました。
事実、お肉は、
国産ではありませんでした。





国産の牛肉を使わず作った
ハヤシライスは
妻にとっては
美味しくなかったのでしょうか。
(美味しいとも
 美味しくないとも、
 妻は言いませんでしたが……)





一体、何なのでしょう。





怒り、呆れ。両方です。