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chez lapin うさぎの家 -France et Japon-

卵管癌になって(漿液性腺ガン、Ⅳ期、2013年6月~)
フランス人と結婚して(2012年11月~)、

昨日のつづき、オットの兄が末期がんになりました。

その前から、この夏、良く思うことを書きます。


私はカトリックのクリスチャン(キリスト教を信じている)なのですが。

因果応報という考えはありません。

聖書に出てくる話では、神を信じていたのに大病を患った人がでてきます。その時代は因果応報、悪い事をしたから病気になるという考え、教えでした。

友人たちもその人が何か悪いことをしたとは思いつきません。でも、わからないけど、神様に謝れば許して(治して)もらえるはずだとアドバイスします。

そんな、友人たちを叱って、神様はその人のせいでも、家族のせいでもないんだといい、治してくれる。 こんなような・・・はなしだったような・・・(まじめでないのですみません)。


人の考えをはるかに超えた神様の計画がある。それを人が推し量らうことはできない。


病気になり、自分の思いだけではない。何かがあるとより強く思いました。

(クリスチャンですから、わかっていた、知っていたけど、祈りや黙想の中での気付きとはちょっとちがうよな。 体感した?!というか)


卵巣がんの原因としてあげられる遺伝かもしれない(祖母が乳がん)、ストレスかもしれない(結婚したばかり)、食べ物はあんまり偏っていなかったはずだけど、それでも、なぜ私が、もっといい条件(悪い条件)の人はたくさんいるはずです。

私が選ばれた意味も、人間である私には、今はわかりません。


そうなんだ、わからないんだ。 と思ったとき、絶望ではなく、私の中に希望がちょっと芽生えました。


人の思い通りに生きることはできないし、いつ死が訪れるかわかりません。

それを知りながら、健気に生きることに、一日一日を生きることに、私の意義があるはず。 たぶん、死んで天国で神様か聖人か先人の方が私にその理由を教えてくれるはず。 これから迎える兄の死も。


今、死が間近な兄(オットの)、


時間を止められない


オットはフランスへ戻りました。今の時を、フランスのみんなで一緒に過ごしてほしい。

この時間が、これからのフランスファミリーにとって忘れられない思い出になるから