原作は全集で持っているが未読。今回、演劇で見られるということで楽しみにしていた。新型コロナウイルス対策で、チケット発売も仕切り直しになったものの、何とか上演が実現したのが、まずうれしい。
セットはボール紙みたいな色に統一されていて、その代わりに魔法使いと魔女の衣装がすごくカラフル。役者の口元をカバーするのに、透明のマスクや猫のマズル、カラスのくちばしを上手く取り入れて、違和感のない見せ方に成功しているのが素晴らしい。役者さんも皆さんハマり役だった。
ストーリーも、世界を救うために協力し合うのが特別なヒーローでなく身近な動物の猫とカラス。自然界では敵同士でも共通の目的に向かって協働しなければならないという点や、悪魔がやろうとしているのが環境破壊というのは十分に今日的なテーマ。ドイツでよく上演されているそうだが、理由はその辺にありそう。
ただ冒頭で「義務を果たさないと差し押さえになる」という台詞があったが、子どもに見せるなら噛み砕いた言い方をしてもよかったのでは、と思った。
席は1つおきで使用。座れない席には、こういったキャラクターの絵が置いてある。

