よべの月 十四日 | かのんくら=縁側=

かのんくら=縁側=

俳句を詠みます。
俳句の種まきもしています。
この頃は介護日記めいています。

◎過去の日記
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9月28日(旧暦:八月十四日)

 


 

 

 杜鵑草歌を忘れしごと真白  佳音

シロホトトギス (白杜鵑草)が咲き始めた。
キバナホトトギス(黄花杜鵑草)なら
植えた覚えがある。(たぶんよしこちゃん)
遅くまでいるということはゆっくり出勤すること
というわけで、庭のあれこれが呼びかけてくる。
ススキ(芒)の穂が見えてきた。「をりとりて」と
いうにはまだまだ幼い芒の根元をそっとのぞいたが、
今年はナンバンギセル(南蛮煙管)の姿が無い。
釣り人がはりきってコゴミ(屈:クサソテツ)を
植えたので負けてしまったのだろうか、残念。
今はひとつの白いホトトギス、蕾があるので
もう少し咲くだろう。おなじみの模様付きの花も
もう少ししたらにぎやかに開く。
本当の秋が来た。

 会釈して渡る荷車小望月  佳音


十五夜はちょっとお月見してきます。