鳥居みゆきは生きている -13ページ目

手紙

お姉さん。 私は今、南米エクアドルの砂漠の崖の上でヘリコプターに犯人呼ばわりされています。うちの近所の公園でお姉さんとふたりブランコに乗っていた頃、こんなことになると誰が想像したでしょう。そうです。私は今、その意味も知らされぬまま、犯人と呼ばれているのです。

拡声器

ここは南米エクアドル。ああ、とうとう見つけたぞ。お前は犯人だぞ。捕まえてやるぞ。どうだ、参ったか。

砂嵐

と思いきや、ヘリコプターだわ。

サボテン

これは、仙人掌とも覇王樹とも書くのよね、うん。

崖の上

ちきゅうにうまれなければよかったー。

警察

ガイシャは?

自称大学教授です。

あああ

白い月

はやくしなさい

乱るる四肢の幾重にも絡まりあいて。

やってしまいなさい

赤い袴のなびく講堂

爆音

あちこちから耳をつんざく音。見ればバイクにうちまたがる巫女姿の女たち二十余騎。隊列を整え視線は一点に。